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【米国株10/2~10/6】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物(週+0.37%)

日足

今週の振り返り

  • 今週は、SMA200を前半に下るところから始まった。しかし、先週の下落シナリオで書いたフィボナッチ78.6%をやや下回ったところで値止まりした。

  • 短期的には平行チャネル下限を下回ったところで、これ以上の下げ幅はないチャートだったと言えるようだ。

  • 反発後は金曜日に週足高値まで戻す強さを発揮。終値はやや売られて週足高値の下で引けたが、SMA200の上&平行チャネル下限の上まで戻してアク抜けとなるか。

  • 金曜の買い圧力を続けられるなら、黄色ボックス圏にトライしていける可能性がある。その場合はまずは週足高値を上抜けていく勢いを示せることが条件。

  • ボラティリティは来週もありそうなので、下押しする可能性はまだ残っている。その場合は週足安値を下回るかどうかが基準となるだろうか。週足安値を下回らないなら反発狙いも可能か。

  • イスラエルとハマスの報道が短期的にネガティブに作用する場合、値動きを注視。

次週のシナリオ
①上昇する場合
買い優勢が続くなら、週足高値を上抜けるところからスタート。

1) 黄色ボックス圏の上限 4,440
2週変わらず上目線の最初の関門はここかな。買い圧力の強さが続くかを測れる場所になるのではないだろうか。

2) 右下に下がる平行チャネル上限
同じく先週までと変わらず同じ目標ライン。
上を目指すなら意識されるラインとなるだろう。

②下落する場合
買い優勢が続かず再び下押しする場合は、週足安値を下抜ける下落圧力か確認する場面となる。

1) フィボナッチ(白)78.6% 4,268
下押しする場合は、前回と変わらず78.6%付近で値止まりするかを見たい。

2) フィボナッチ(白)100% 4,154
週足安値を下抜ける弱さのときは、先週までと変わらず100%ラインまで下がることは意識しておきたい。

MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末39.76%➡今週末36.58%(-3.18pt)
2023年最低値を更新。

ナスダック100先物(週+1.71%)

日足

今週の振り返り

  • 週足では高値・安値ともに切り上げの上昇。

  • 先週、三尊天井を否定する形で反発上昇したが、黄色ボックス圏の下限で売り圧力が強まり、上昇を続けられなかった。

  • 今週は火曜日に下落したが、水曜日の安値は三尊天井のネックライン(黄色ラインの白丸)で再び値止まり、反発する形となった。下値は14,400付近が意識されているか。

  • ネックラインからの反発後、金曜日には黄色ボックス圏の下限を突き抜け、黄色ボックス圏の中央付近まで上昇した。先週末から今週頭まで超えられなかった高値(白丸・上)を超えた状況で、上昇の強さがうかがえる。

  • 右上に上がる平行チャネルの下限を上抜けて内側に戻ってきたので、このまま内側をキープできるなら、さらなる上昇を試せる可能性が出てきた。

  • 逆にもう一度下押しするとしても、14,400付近で止まれるのかも。

  • イスラエルとハマスの報道が短期的にネガティブに作用する場合、値動きを注視。

次週のシナリオ
①上昇する場合
黄色ボックス圏を上抜けが上昇の継続条件。

1) 黄色ボックス圏上限 15,094
まずは上限を超えていくことを確認したい。

2) 右下に下がる平行チャネル上限
先週までと変わらず次の目処。ここを上抜けていくと上昇の勢いも出やすいか。

3) 節目 15,500
上記2)を上抜けていくと、次は出来高が多い15,500前後が売り圧力が強まりやすい。ここはバリューエリアのコントロールプライスなので、15,500を超えても値が重くなりやすい可能性がある。

②下落する場合
値が重くなり反落するときは、再度14,400が意識される。

1) 9月27日安値14,435~14,400
下落するときは前回の安値 14,435前後で値止まりするかが確認ポイント。

2) EMA200~右下に下がる平行チャネル下限
前回までと変わらず上記1を下抜けるなら、EMA200と平行チャネル下限の付近が意識されるラインとなりそうだ。

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末62.37%➡今週末60.39%(-1.98pt)
横ばいだが、S&P500より良い状況が続いている。

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