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【米国株10/23~10/27】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物(週-2.92%)

日足

今週の振り返り

  • 今週も週足は高値・安値ともに切り下げの下落トレンドが続いた。日足でも3営業日連続で高値・安値切り下げの強い下落でした。アックマンが国債ショート手仕舞いの報道で金利低下したが今も高水準で、指数の株価は調整が続いている。

  • 期待していた下の黄色ボックス圏での反発は叶わず、下抜け下落した。フィボナッチ100% 4,154も下抜け、4月から5月のレンジ安値を下回った形だ。

  • 2週に渡っての強い下落だったため、白線の平行チャネルを突き抜け、より傾斜のある点線の平行チャネルに変化しています。

  • 各種MAからの乖離率が高くなってきたので、もう一段下落があっても反発も期待するタイミングか

次週のシナリオ
①上昇する場合
2週間下げてきただけに反発するなら次の順か。

1) 10月4日安値 4235.5
下の黄色ボックス圏が反発の最初の目安で10月4日安値がわかりやすいライン。ここで反発が止まるようであれば一時的な弱い反発と見える。

2) SMA200
この下落調整が終わりしっかりした反発になるにはSMA200の上を奪還する必要があるだろう。

②下落する場合
1) 節目4,100・週足SMA200前後
ごく短期的には4,100で値止まりするなら反発してほしいポイント。止まれるかどうか確認したい。

2) フィボナッチ(カラー)38.2%の4,052から節目4,000
2022年10月安値から2023年7月高値までの長期のフィボナッチを引いた時、すでに50%を割り込んでるため、次のターゲットは38.2%か。50%割り込んでるのは弱く見える。
4,000までストンと落ちることもあるかもね。

MA200より上にあるS&P500銘柄

先週末31.8%➡今週末24.05%(-7.75pt)

ナスダック100先物(週▲0.08%)

日足

今週の振り返り

  • 週足では2週連続の高値・安値切り下げの下落。週足のEMA50で止まって下ヒゲをつけて引けました。

  • 今週は水曜日から木曜日にかけて9月安値を下回った後、下降ウェッジ(白トレンドライン)を下抜ける強い下落だった。出来高も増えており売り圧力が強かった。

  • SMA200の少し上で止まった後、金曜日にやや反発したが、戻り売りで上ヒゲをつけて引け。

  • 週末引けではかろうじてウェッジの真下あたりで留まっていて、ウェッジの内側に戻るギリギリラインを保っています。来週はSMA200を下抜けるか、反発してウェッジ内に戻るかが問われる場面。

  • SMA200下にはフィボナッチ61.8%や2022年8月高値などやや意識されるラインがある。出来高は多くない価格帯なので実際に機能するかは確認したい。

  • SMA200付近で上下しながら一段下のベースを構築する可能性も残る。

次週のシナリオ
①上昇する場合
1) 14,500~14,600
ウェッジ内に戻す反発が起きるなら、9月下旬あたりの価格帯が目先の水準かも。6月~10月のバリューエリア(緑色の水平線)の下側あたりまで戻せるかが確認したいところ。

2) ウェッジの上限
強めの反発があったとしてもウェッジの上限(白いライン)は売り圧力が強くなりやすいライン。ウェッジ上限を上抜けるなら、上昇トレンドに戻せるが時期尚早と見える。

②下落する場合
1) SMA200前後
まずはSMA200で値止まりするかを確認。SMA200を本格的に下抜けるなら弱い値動きが続く可能性がある。SMA200を下抜けしたのは2022年1月でしたね。SMA200を上抜けたのは2023年1月でした。
反発とは言わずともSMA200を大きくは下回らずにレンジに持っていけるといいですね。

2) フィボナッチ 50% 13,188
SMA200を本格的に下抜けて売り圧力が強い場合は、フィボナッチ61.8%も下抜けて50%まで調整する可能性はなくはない。さすがにこのラインは距離はあるので手前で反発しておかしくない。

MA200より上にあるナスダック100銘柄

先週末53.46%➡今週末40.59%(-12.87pt)


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