【米国株1/16~1/19まとめ】FOMCメンバーが早期利下げ否定、利下げ予想は5月を織り込み【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
1/16(火)
NY連銀製造業景況指数、予想を大幅下振れ、2020年5月以来の低水準を記録
ウォラーFRB理事、「金利の引き下げを開始するのに適切な時期が来れば、秩序立って慎重に引き下げることが可能であり、そうすべきだ」と言いつつ、「以前ほど急いだり迅速に利下げしたりする理由は見当たらない」と早期利下げを牽制する発言もあった。6回利下げ織り込みを否定する形か
1/17(水)
小売売上高、予想を上回り前月比上昇
1/18(木)
失業保険は新規⬇・継続⬇
新しいつなぎ予算案が可決、政府機関の閉鎖を回避へ
上院は賛成77、反対18で可決
下院は賛成314、反対108で可決
バイデン大統領の署名を経て成立する見通し
ボスティック総裁は3Qに利下げとの見通し
1/19(金)
中古住宅販売件数、予想を下回る。2010年8月以来の低水準。
ミシガン大学消費者態度指数、予想上振れで2021年7月以来の78.8と高水準。インフレ期待は低下
デイリー総裁は、利下げが近いと考えるのは「時期尚早」との主旨を発言
政策調整がいつ必要なのかを問うのは適切だと考えるが、それがすぐ近いと考えるのは時期尚早だ
インフレ率が着実かつ持続的に2%に戻るという証拠をさらに目にする必要がある
物価の安定と雇用の最大化を達成するというFRBの使命に対するリスクのバランスをとりながら「非常に慎重に調整しなければならない」
当初の3月利下げから5月利下げ開始にシナリオ変化
Fedメンバーの3月利下げに否定的な発言が繰り返され、金曜日のミシガンも高水準で早期利下げの織り込みが修正されたようだ。
下の表はガタガタだが来週には整ってくるかな?
10年利回りは3.9%台から4.1%台まで上昇
Fedメンバーの早期利下げを否定する発言や一部では強い経済指標など金利上昇に傾いたか。
実質金利も1月上旬並に戻ってきました
最新の数値は1.81%(チャートは1~2日遅れ)
ドル円
ドルインデックスは短期では38.2%戻し。3月早期利下げ織り込みが剥がれてきた中、ドルインデックスは上昇が続きましたね。
ドル円はドル高・円安が進み、148円まで上昇。
75日出来高移動平均線を上抜けて上昇しています。
セクター
AI関連が牽引するトレンドは変わらず。
S&P500は2022年1月高値を超え新高値を更新。
各種指標
Fear&Greed Index
Greedキープ(前週71➡今週72着地)
Put/Call Ratio(Equities)
今週は低下継続でレンジの下側まできました。特にアラートなし。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 80.18 ➡ 1月17日(水)時点 53.54
Bearishのレバショートがまた積まれてました。週末にS&P500新高値を記録してるので、ショート解消する動きがある可能性も残りますね。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
高値圏でレンジ形成のような動きをしている。今のところリスクオンは継続、アラート感はない。75日出来高移動平均線が200日とゴールデンクロス。
個別株の決算発表
GS ゴールドマン・サックス
MS モルガン・スタンレー
TSM TSMC
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます
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