【米国株5/8~5/12まとめ】スーパーコアCPI前月比が大幅鈍化だが、5年期待インフレ率が高水準。Fed高官はインフレ低下に言及【前編】
こんにちは、Kojiです。
マーケットサマリ
5/8(月)
PACWが先週に預金が9.5%減少したと明らかにしたことで地銀再燃
グールズビー総裁「信用収縮が始まりつつある気配」「銀行ストレス再燃懸念」
5/9(火)
PACWが懸念払拭ならず下落
ジェファーソンFRB理事、「銀行システムは健全」「インフレ低下」
ウィリアムズ総裁、「年内に利下げする理由はどこにも見当たらない」
5/10(水)
CPIが総合・前年同月比が予想下振れ。ほかは予想一致
賃料を除くスーパーコアCPIがMoM+0.1%の大幅な鈍化
しかし、中古車など一部ではMoM上昇している(市場は一過性としてスルーのようだ)
5/11(木)
PPIは予想をやや下回りました
PACW株が身売り含めた選択肢検討で急落
カシュカリとウォラーが発言するが目新しい内容はない
5/12(金)
ボウマン理事「インフレ引き下げに十分な制限か不明」「インフレ減速の一貫性ある証拠がない」
グールズビー総裁「景気後退伴わずにインフレを緩和できる指標を持っている」
ミシガン大学消費者態度指数が57.7の予想下振れ(予想63)で景気後退懸念
しかし、5年期待インフレ率が3.2%で予想上振れ(予想2.9%)と高水準の二重苦
期待インフレが高いことで、国民がインフレの高さを受け入れてるとするなら、今の利上げでは不十分とFRBは捉える可能性もあるだろうか。
今後、Fed高官が利上げ姿勢についてタカ寄りになるのかは念のため注意。
FF金利予想は9月4.75%に利下げを維持
9月利下げの予想で維持しているが、予想の変化を見ると5.0%キープの可能性がやや上昇している。
10年金利は横ばい推移
先週、10年金利は3.3%まで低下した後、反発したが今週はその小波の続き。スーパーコアCPI+0.1%と大きく鈍化し金利は低下したが、週末のミシガン大の期待インフレが高かったことで金利上昇。3.3%~3.5%台の小幅な範囲で波形成。
実質金利は期待インフレ率低下によりやや上昇
最新の5/12数値は1.28(チャートは1~2日遅れ)
期待インフレ率の低下傾向が継続。
直近下限まで下がっていたドルインデックスは反発
ドルインデックスは下限から反発して上昇し始めました。
ドル円も下げ止まり木曜から金曜にかけて反発しています。138円ラインに3度目のテストに向かうか?
セクター
GoogleがAIの波にのって上昇、通信を牽引。
各種指標
Fear&Greed Index
Greed(前週59➡今週58着地)
横ばいキープ。
Put/Call Ratio(Equities)
低下傾向で推移しています。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 67.01➡ 5月10日時点 65.22(-1.79pt)
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
横ばい推移だが地銀株の再懸念で上値が重い模様。波は小さくなりつつあるのでもう少し待ちか。
個別株の決算発表
PYPL ペイパル
Q2ガイダンスミス
PLTR パランティア
Q2ガイダンスミス
SWAV ショックウェーブメディカル
クリア
DOCN デジタルオーシャン
EPSミス
OLPX オラプレックス
クリア
ABNB Airbnb
ガイダンスミス
CELH セルシウス
クリア
AFRM アファーム
クリア
UPST アップスタート
クリア
DUOL デュオリンゴ
クリア
BKSY ブラックスカイテクノロジー
EPS・売上ミス
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
アノマリー
満月相場(5月6日~5月19日)
水星逆行(4月21日~5月15日)
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇
(明日投稿予定)
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