【米国株10/28~11/1まとめ】GDPは下振れも堅調、ISM製造業の新規受注が回復の兆し
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
10/29(火)
JOLTS求人件数、予想下振れ⬇️
求人件数は下振れで減少していますが、正常レベルに戻ってきた程度で特に問題なく良い状況は続いている。
消費者信頼感指数、予想上振れ⬆️
10/30(水)
ADP雇用統計、予想上振れ⬆️
GDP速報値、GDP⬇️個人消費⬆️コアPCE⬆️
GDPは予想下振れだが、2.8%と好調な結果
個人消費が上振れで非常に良い結果でした
10/31(木)
PCE、総合➡コア⬆️
インフレは重要度が下がっているが、再インフレはこの数値感では懸念する必要はなさそうだ
失業保険、新規⬇️継続⬇️
雇用コスト⬇️
11/1(金)
雇用統計、雇用者数⬇️失業率➡賃金➡
雇用者数の大幅下振れはハリケーン影響だろう
失業率は4.1%の横ばいで上昇する傾向が見られず、リセッションの兆しがなく、全体通しても好調な結果でしょう。
製造業PMI改定値、予想上振れ⬆️
ISM製造業、予想下振れ⬇️
ヘッドラインは50割れで予想下振れのため不調ではあるが中身は底打ちの兆しが見え始めている
新規受注は今月も前月より上昇しており徐々に回復し始めている
利下げ予想は12月0.25%の確率を上げている
11月は0.25%でほぼ確の予想で変わらず、12月は0.25%予想を伸ばしている。11月7日のFOMCでどのような議論が出るかに注目したい。その内容如何で12月に動きが出てくるかもしれない。
10年利回りは4.38%に上昇⬆️
10年利回りが6か月利回りに追いついて逆転しそうな水準。
トレンドラインでみればそろそろレジスタンスライン、これ以上上がるかは大統領選の動きやFOMCの議論次第か。
実質金利、2%超え⬆️
最新の数値は2.04%(チャートは1~2日遅れ)
2%を超え株価には引き続き重しとなっているでしょう。
ドル円
ドルインデックスは横ばい。
ドル円は153.8円まで一時上昇。上値が重くなってきているが、利下げがペースダウン・長期化するかどうかで今後のドル高も変わっていくのでしょう。
セクター
大統領選前の下落週となりました。
M7の決算発表がいくつかありましたが、市場のリアクションはマチマチ。
各種指標
Fear&Greed Index
Greed➡Neutral(前週59➡今週49着地)
F&Gは低下するときは急な下り坂になりやすいですが、今回もExtremeGreedからNeutralまで滑落していますね。
Put/Call Ratio(Equities)
週末にかけてやや上昇してきました。
大統領選前後には注意か。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 79.13 ➡ 10月30日(水)時点 82.53
Bearishが減少したことでスコアはやや上昇。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
利回り上昇に伴ってHYGは下落し、高値圏から少し下げています。アラートはないが、75日出来高加重移動平均線を下抜けているのでもう少し下落に付き合う可能性はあるかもしれない。
個別株の決算発表
ON オン・セミコンダクター
TMDX トランスメディクス
PYPL ペイパル
MCD マクドナルド
GOOGL アルファベット
AMD アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
V ビザ
MSFT マイクロソフト
META メタ
KLAC KLA
CFLT コンフリューエント
ITRI イトロンITRI イトロン
MA マスターカード
AMZN アマゾン
AAPL アップル
INTC インテル
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。