【米国株10/16~10/20まとめ】パウエル講演後も指数は反発できず【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
10/16(月)
NY連銀製造業景気指数、予想を上回る結果だがマイナスに。
グールズビー総裁
最近のインフレ鈍化は「単月の一時的なもの」ではないとして、2%のインフレ目標に向けた進展が停滞しているとの見方を否定
ハーカー総裁
これまでの金融引き締めへの対応に極めて多くの中小企業が悪戦苦闘しており、米金融当局として追加利上げを考えるべきでない
金利を据え置くべきで、現時点では利上げについて一切考えるべきでない
10/17(火)
小売売上高、予想を上回る
バーキン総裁
次の利上げを決定する前にデータを見る
インフレは明らかな進展が見られる
賃金圧力は全体的には緩やかになっている
10/18(水)
住宅着工件数、予想を下回る
ウォラーFRB理事
政策金利の軌道に関して最終的に行動する前に、景気がどのように進展するのか様子を見ることは可能だ
実体経済が冷え込み始めるのか、あるいは名目経済の物価が過熱するのかを確認するため、データを注意深く見ていく
10/19(木)
フィリー、予想を下回る
失業保険、新規⬇・継続⬆
パウエル議長
追加の政策引き締めの度合い、そして景気抑制的な政策を維持する期間については、入手するデータと変化する見通し、リスクバランスの全体像に基づいて判断する
金融環境の変化が根強く続けば、金融政策の道筋に影響を与え得る
10/20(金)
ボスティック総裁
景気後退なくインフレ率2%になるだろう
2024年後半が利下げ時期になる可能性がある
ハーカー総裁
インフレ再加速は許されない
金利を維持し、データを注意深く観察することを支持する
メスター総裁
FRBは利上げサイクルのピークかその近くにいる
FF金利はいつまで金利維持するか長期化時期が焦点
「6月利下げ」「7月利下げ」が入れ替わり戦。長期化するかどうかの織り込み次第か。
10年利回りは5%到達からやや低下
10年利回りはついに5%に到達。
30年・2年利回りの逆イールドがいよいよ解消するか?
実質金利は2.5%付近まで上昇
最新の10/20数値は2.46%(チャートは1~2日遅れ)
株価にとっては重石となったか。
ドル円は150円付近で横ばい
ドルインデックスは、横ばいで停滞。
ドル円は、150円付近に張り付き。
セクター
エネルギーと生活必需品だけがプラス。
NVDAを中心に半導体がマイナス。
リチウムETFがきつめの下げ。
各種指標
Fear&Greed Index
FEAR継続(前週29➡今週26着地)
Put/Call Ratio(Equities)
今週は低下ぎみ。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 45.80➡ 10月18日時点 66.67(+20.87pt)
18日時点では買い戻しの動きが見られるが、おそらく週末までに再度低下しているのだろう。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
HYGは直近安値も下抜けて状況は良くない。リスクオフが続いているが、昨年の10月安値まではもう一段下がある。
個別株の決算発表
BAC バンク・オブ・アメリカ
MS モルガン・スタンレー
TSLA テスラ
NFLX ネットフリックス
AXP アメリカン・エキスプレス
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇
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