【米国株2/5~2/9まとめ】S&P500が5,000超え最高値。利下げを急がない要人発言が続き、年内利下げ回数減少を織り込み【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
2/5(月)
パウエル会長のインタビュー、タカ寄りな発言
PMI改定値、予想下振れ
ISMサービス、予想上振れ
グールズビー総裁、過去7カ月にわたってかなり良好なインフレの統計が続いている
FOMCまで何週間もある中、具体的な決定にはコミットしたくない
カシュカリ総裁、利下げ前に今後発表される経済データを精査する時間ができた
2/6(火)
カシュカリ総裁、インフレ率が非常に急速に低下したが2%目標にはまだ到達していない
メスター総裁、景気が想定通りに進展すれば「今年中に」利下げの確信得るはずだ、と景気を急がないメッセージに同調
2/7(水)
クーグラーFRB理事、インフレと労働市場の継続的な鈍化により利下げが適切になる可能性がある
進展の継続を確認するため経済データを注意深く見極めていく、と早期利下げには釘を刺す
コリンズ総裁、利下げは「年内」が適切と示唆
カシュカリ総裁、より良好なインフレデータを求めているわけではなく、2%の水準付近にあることを示す追加のインフレデータを求めているだけだ。数ヶ月そうしたデータを見たいと発言
バーキン総裁、インフレに関する取り組みを続ける方がなお有利だ、としばらく金利維持を示唆
2/8(木)
バーキン総裁、「利下げを急ぐ必要はない」
2/9(金)
NYCBはインサイダーが自社株買いが好材料となった
ローガン総裁、金利を追加調整すべき切迫性は現時点でないと考えている。
NvidiaがカスタムAIチップ新部門を設立すると報道される
CPIが年次改定、コア指数は年率3.3%で変化なし
総合指数の12月の前月比は従来0.3%から0.2%に下方修正
5月利下げ開始の予想は変わらず、年内4回利下げを織り込み
以前までは毎回0.25%ずつ利下げする予想だったが、今週は利下げ後、次の回はキープする段階的な利下げで、年内の利下げ回数が減少する予想に変化した。
10年利回りは上昇継続
早期利下げ否定の要人発言が繰り返される等の織り込みで、週末には4.17%まで上昇
実質金利はじり上げ継続
最新の数値は1.92%(チャートは1~2日遅れ)
2%が近づいてきているのでやや注視。
ドル円
ドルインデックスが一段高の61.8%戻しを見せる。50%まで落ちたが、上昇トレンドは崩れていない。
ドル円は78.6%戻しまで上昇。通貨強弱チャートはドル高・円安トレンド。
セクター
半導体、AI銘柄が堅調
グロース株が牽引
各種指標
Fear&Greed Index
Extreme GreedからGreedに低下(前週67➡今週78着地)
指数は上昇したがF&Gは低下傾向へ。本格的に崩れると株価も下落影響強まるだろうから注視。
Put/Call Ratio(Equities)
週末にかけてレンジの安値に低下。問題なし。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 87.36 ➡2月7日(水)時点 93.77
Bearishレバショートは吐き出された上昇の一役を買ったようだ。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
高値圏のレンジ継続でこちらも問題なし。
個別株の決算発表
CAT キャタピラー
MCD マクドナルド
PLTR パランティア
NXPI NXPセミコンダクターズ
ARM アーム・ホールディングス
CFLT コンフリューエント
DT ダイナトレース
AFRM アファーム
NET クラウドフレア
EXPE エクスペディア
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます
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