【米国株7/22~7/26】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物
日足
今週の振り返り
今週も偏っていたM7への投資が引き上げられ、指数は先週からの続きで下落した。7月16日の高値から5%まで下落となりました。週足では高値・安値の切り下げ。
先週末には「次週、フィボナッチ23.6%を下抜けて下がっていく場合は下落継続で、もう少し値幅調整があるだろうと見る。」「値幅調整となる場合、フィボナッチ38.2%付近の5,450~5400がサポート機能するか確認したい。」と書いていた。今週の安値を付けた7月25日(木)安値は5432.5で、上記で書いた範囲内で下落が収まっている。
7月26日(金)は安値から反発を続けて7日出来高加重移動平均線まで上がった。木曜日の高値を上抜けられず上ヒゲを形成しており、このあたりの水準は攻防があったようだ。
この短期間ではそれなりの値幅調整したので、ネガティブな材料がなければ、次週もう少し反発上昇が続いてほしいところだ。反発の上値となる目ぼしいポイントの候補は、右下に下がる上値のトレンドラインと、21日出来高加重移動平均線、フィボナッチ23.6%あたりとなる。
高値圏での売り圧力の強さや日柄調整を考えると、上記3ポイント前後での反落が起きやすいと推察する。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは右下に下がるトレンドライン(白)の前後まで上がるかどうか。次にフィボナッチ23.6%、21日出来高加重移動平均線の前後が目安となる。
上記を明確に上抜けできるなら、5,650あたりをみておきたい。
②下落する場合
7月25日(木)安値を下抜ける場合は、下落継続として次はフィボナッチ50%あたりが意識されやすいポイント。値幅としてはもう少し強くありそうなので、下落の勢いが強い場合は5,300~5,330くらいがサポートになるか確認したい。
MAより上にあるS&P500銘柄
MA50より上
先週末64%➡今週末69%
MA200より上
先週末72%➡今週末75%
ナスダック100先物
日足
今週の振り返り
先週末には「次週はこの19,476のライン(黄色の水平線)を割り込むのか、反発できるのかが最初に見るポイント」と書いていた。結果としては19,476を割り込み値幅調整が続いた。下抜けした7月24日(水)は強い値動きでした。翌日の(木)も出来高を伴って下落継続した。
この7月25日(木)は上昇トレンドラインにピッタリ接するまで下落して、そこが今週の安値でストップした。7月11日(木)の高値から9.8%の下落でした。このトレンドラインをサポートに反発し、7月26日(金)は上昇したが、木曜日の高値には届かず上ヒゲをつけて中途半端な状況。木曜日の高値を上抜けできなかった金曜日は反発が弱いと見る向きもある。一定の値幅調整はできたので、短期的には反発が続いてほしいところ。
次週、反発を続けられるなら、まずは右下に下がる上値のトレンドライン(白)の前後まで上昇を続けていくだろう。
反発弱く再度、下落に転じる場合は7月25日(木)の安値を下抜けかどうかで向きが変わる。
次週のシナリオ
①上昇する場合
上昇は上値のトレンドライン(白)前後が最初の関門。次が黄色の水平線。このあたりで反落が起きやすいと見る。
黄色の水平線を上回ることができた場合は、21日出来高加重移動平均線の前後となる。ただし黄色の水平線の上は上値が重くなりやすいので注意。
②下落する場合
反発が続けられず下落する場合は、まずは右上に上がる上昇トレンドラインがサポートになるかお試し。次は7月25日の安値が分岐点となる。
7月25日の安値を下抜ける場合は、フィボナッチ61.8%ラインが最初の目安となる。勢いづくと18,000近くがターゲットとなる可能性を秘めている。このあたりが出来高が多い価格帯なので値止まりしやすくなってくるだろう。
MAより上にあるナスダック100銘柄
MA50より上
先週末54%➡今週末43%
MA200より上
先週末67%➡今週末64%
次の記事を書く励み、定期的に更新するモチベーションになっています。 サポートしていただけたら、投資・チャート分析のインプットに役立てたいです。