【米国株12/4~12/8】S&P500・ナスダック100先物のチャート特別解説【後編】
後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。
S&P500先物(週+0.18%)
日足
今週の振り返り
7月高値から引いたバリューエリアのコントロールプライス(赤色の水平線)が先週から引き続き今週も安値前後と底堅いサポートだった。
月曜日から水曜日にかけて下落したが、月曜日~木曜日まで何度もコントロールプライス付近で反転している。
11月21日安値を下回れば多少なりとも反落の流れとなったかもしれないが、安値を割ることはなくコントロールプライス付近で買いが優勢となる展開でした。
今週は経済・雇用が強いことが確認され、”Bad news is good news”から”Good news is good news”に変わってきている中、金曜日に発表された雇用統計が好結果であったため、9月1日の高値を上回る上昇を示した。
Bad news is good newsと思ったままの人は、強い雇用統計で下がると思って逆に行ってしまったように見えただろう。
VWMAは7日・75日・200日すべてが上向きで今のところポジティブ。
次週のシナリオ
①上昇する場合
下落要因がなければ7月高値4734.5が足元の目安となるだろう。
②下落する場合
コントロールプライス(赤色の水平線)や11月21日安値を本格的に下抜けるなら、多少押し目をつくる過程に入る可能性がある。
その場合は、まずはフィボナッチ61.8%の4,520が最初の関門。
次が、VWMA75がサポートとなって値止まりするかを確認したい。
MA200より上にあるS&P500銘柄
先週末62.82%➡今週末62.02%(-0.8pt)
ナスダック100先物(週+0.54%)
日足
今週の振り返り
7月高値を上抜けてたナス100先物は、月曜日から下落し垂れたがフィボナッチ(カラー)の23.6%で下げ終了。下押しは限定的なものだった。
その後はもみ合って、短期レンジのコントロールプライス16,030前後で売りが発生してたが、後半には出来高を伴って復調した。
金曜日のローソク足の実体ベースでは、コントロールプライスを上抜き、7月高値超えしてからのレンジの最高値を記録した。
利確売りを吸収した後の高値圏への回復で、買い圧力が継続したのはいい兆しか。
次週はこの勢いを引き継いで、11月29日の高値16,174を上抜くのか、高値からの再調整が起きるか見ていきたい。
次週はCPI・FOMCと続くので、発表後の反応を注視。
次週のシナリオ
①上昇する場合
先週から引き続き下記が継続。
水曜日の高値16,174を上抜けるなら、フィボナッチ127.2%(白)16,461が次の目安となるかもしれない。
強い勢いがあるなら、21年11月高値16,770がターゲットラインとなりそうだ。
②下落する場合
12月4日(月)の安値を下抜けると下落スタートだろうか。横ばいになってチャートが垂れてくると注意。
最初の目安は、赤色のボックス圏がサポートラインとなるか確認したい場所。
出来高が多い価格帯、かつ、9月高値付近で意識されるチャートポイント。
その次はVWMA75がサポートラインとなる可能性のある場所。
MA200より上にあるナスダック100銘柄
先週末72.27%➡今週末70.29%(-1.98pt)
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