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【米国株1/2~1/5まとめ】早期利下げ期待はく落【前編】

こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。


マーケットサマリ

1/3(水)

  • バーキン総裁「追加利上げの可能性が残されているのは強い需要が理由だ」と発言し、早期利下げを否定した形だ

  • JOLTS求人件数、予想下振れで減少

  • ISM製造業、予想上振れ、底打ちの兆しか?

1/4(木)

  • ADP雇用統計は予想を上振れ、8月以来の増加ペース

  • 失業保険は新規⬇・継続⬇、前週より減少で落ち着きを示す

1/5(金)

  • 雇用統計、雇用者数⬆・失業率⬇・賃金インフレ⬆とやや強めの結果

  • ISMサービスは予想下振れで低下

    • 雇用が50.7➡43.3に大幅低下、新規受注も低下で景気悪化を示唆か

  • バーキン総裁が一転して利下げを支持

    • 「経済が正常に戻れば、金利を正常化すべきだ」

    • 「インフレ率が低下しているという確信が得られれば、金利をより正常なレベルに戻すことに異論はない」

  • イエレン財務長官「今見られる状況はソフトランディングと表現できると考える。これが続くことを期待している」

    • 大統領選挙を控えたアピールか


3月利下げ予想は12月末73%から今週末は64%に低下

逆に3月5.25%キープは11.5%から31.7%に上昇した。雇用統計で労働市場の堅調さが見られたことから、利下げ観測が後退した。
利下げ期待は真っ直ぐには進みませんね。

10年利回りは再び4%にリバウンド

実質金利も1.83%に上昇

最新の数値は1.83%(チャートは1~2日遅れ)

ドル円

ドルインデックスは23年7月の安値99.578に接近していたが、金利上昇によりドル高リバウンド。

ドル円はVWMA200からドル高・円安に向かったことで146円前後まで上昇。

通貨強弱チャート

セクター

  • 23年の主役M7と半導体が売られ、ヘルスケアやエネルギーが上昇。逆業績相場や景気後退を意識したセクターローテーションの始まりかもしれない。

各種指標

Fear&Greed Index

Greedに低下(前週75➡今週74着地)

Put/Call Ratio(Equities)

上昇傾向でボラティリティが高まっているように見受けられる。

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前週 102.71 ➡ 1月3日時点 70.95
Bearishのレバショートが再び積まれてる。

CFTCの投機筋ポジションを見ても、ネットショート継続している模様ですね。ショートカバーされるタイミング待ちだが、もう少しショート積まれる可能性は残されている水準だ。

炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG

上昇を続けたHYGは年始は下落スタート。とはいえ水準的には問題ない範囲。

個別株の決算発表

なし

決算発表予定

主な経済指標・イベント予定

指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます

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