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【米国株12/5~12/9まとめ】CPI前哨戦のPPIは市場予想を上振れ、CPIの結果待たれる

Koji 投資家・トレーダー

こんにちは、Kojiです。今週はニュースが少ない週でしたが、CPIの前哨戦、PPIが予想上振れで週末を向かえました。インフレ警戒が再び再燃しただろうか？次のCPI、FOMCが大きく動くタイミングとなるのか？

ニュースとチャートを振り返っていきたいと思います。

マーケットサマリ

12/5（月）

ISMサービスは予想上振れ。
雇用が50台回復。仕入が70で高止まり。

12/6（火）

BoA CEO
来年に3四半期にわたって緩やかなマイナス成長が続くと予想。

JPM CEO
インフレによって個人消費力が損なわれ、軽度からより顕著な景気後退が見込まれる。

12/9（金）

PPIは予想上振れ

ドルインデックスは前半反発、後半下落

前週比ではやや上昇で引け。

実質金利は上昇

最新の12/9数値は1.31（チャートは1日遅れ）

10年金利が3.6%弱まで反発

2年・10年・30年は、前週比ではやや上昇で引け。
PPI予想上振れにより週末は金利上昇へ。

炭鉱のカナリア、ハイイールド債はやや下落も横ばい

ハイイールド債はレジスタンスライン（点線）の下に戻されたが、週末にかけて再トライしている。ただしレジスタンスを上抜けることができず翌週にお預け。大きく崩れたわけではないが注意ポイント。

S&P500はレジスタンスラインで反落(▲3.37%)

週足

S&P500の週足は、先週以下のように書いたが、今週はレジスタンスラインにきれいに阻まれて下落した。9月高値を試すことはできなかった。

上位足である20月EMAを3週目のトライで上抜けてテスト合格。二次試験会場のレジスタンスライン（黒色太線）をテスト中。

先週のnote

再び上位足の20月EMAの下に潜り込んでしまった。

レジスタンスラインでテスト失格したので、次週反発しない場合は、引き続きフィボナッチ50%ライン（3,908付近）が次のテスト、下抜けると一目均衡表の基準線で下値を試しにいく可能性がある。

反発する場合は、再びレジスタンスラインの上抜けを試す形か。

日足

日足は、先週書いた以下の通り、レジスタンスで反落。下のテストで書いてた転換線・フィボナッチ61.8%ラインも下抜け。

しかし強いレジスタンスなので、今回も反落する可能性が高い点には要注意。
テスト失格した場合の下のテストラインは、一目均衡表の転換線で押し目テスト。or フィボナッチ61.8%ラインでテストかも？

次の下のテスト会場はフィボナッチ50%ライン。

20週EMAに接するところで耐えるなら、反発する可能性があるが、転換線やEMA200付近で三尊天井の右肩を形成する可能性も念頭に入れておきたい。
上昇トレンドは、レジスタンスラインを超えられるかどうかに掛かる。

次週はCPIとFOMCでの反応次第となるので、大きな値動きに注意。

MA200より上にあるS&P500銘柄

62.62%➡53.87%(▲8.75pt)
天井から落ちてきました。

ナスダック100先物はボックス圏から下落(週▲3.52%)

先週と連動して見るため引き続き先物で見る。

週足

ナス100週足は、今週も上値目処としていたボックス圏（紫色）を上抜けられず下落に転じた。高値・安値ともに切り下げのローソク足で流れが変わった可能性もある。買い圧力の息切れ感。

引き続き下目線は転換線付近まで下がる可能性。フィボナッチ23.6%ラインと同等レベルまで転換線も落ちている。

CPI・FOMCの反応次第で上昇する場合は、まずは紫色ボックス圏の上を抜けることを確認したい。フィボナッチ50％ラインが上のテストラインとなる。基準線も同等の位置にある。

ちなみにナス100は週足でSMA200をギリギリ耐えている局面です。CPI、FOMCへの反応次第で下落する場合、SMA200を実体で下回ってくるとチャートが崩れやすいので注意。

日足

ナスの日足チャート解説は上記リンクに投稿したので参考にどうぞ。

MA200より上にあるナス100銘柄

50.98%➡47.05%(▲3.93pt)。

セクター

今週もディフェンシブがベストに並ぶ。

週間ベスト
1.公益 ▲0.3%
2. ヘルスケア ▲1.3%
3.生活必需品 ▲1.7%

週間ワースト
1. エネルギー ▲8.4%
2. 通信 ▲4.8%
3. 一般消費財 ▲4.5%

サイズ・タイプ
・ベスト：大型バリュー ▲2.9%
・ワースト：小型グロース ▲5.4%

1週間のセクター値動きは以下投稿を参考にどうぞ。

各種指標

Fear＆Greed Index

Greed➡Neutralに低下（前週63➡今週54着地）

Put/Call Ratio(Equities）

ぐわんぐわんに動いているが、週末はやや高値に上がってきている。

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前々週 60.29 ➡ 前週 64.36 ➡ 12月7日時点 55.69 (▲8.67pt)
こちらも下落はじめた。頭打ちなのか次週反発するのか？

Bull/Bear Ratio

0以上（ブル）に瞬間的に上がったが、6日時点ではマイナスに戻ってるのかな。

個別株の決算発表

GTLB ギットラボ

クリア

S センチネルワン

クリア

MDB MongoDB

クリア

AI C3 ai

ガイダンス売上ミス

COST コストコ

全ミス

DOCU ドキュサイン

Q4ガイダンス売上ミス

AVGO ブロードコム

クリア

決算発表予定

12/12週の予定

イベント

13日　CPI
13日～14　FOMC
15日　
・NY連銀製造業景況指数
・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
・小売売上高
16日　メジャーSQ

アノマリー

  • 満月相場（12月8日～12月22日）

おわりに

次週はCPI、FOMCが続きますね。PPIが予想上振れでインフレ警戒の週末でしたが、CPIで上下の反応が大きくなる可能性あるので注意していきましょう。


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