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【米国株4/22~4/26】S&P500・ナスダック100先物のチャート解説

前編はこちら。

後編はS&P500先物とナスダック100先物のチャートを振り返り、備えましょう。

S&P500先物

日足

今週の振り返り

  • 今週は先週末の下落でフィボナッチ61.8%まで到達した後、長めの下ヒゲでわかるように反発の流れを受け継いだ週でした。61.8%で反発したのはちょうどいい押し目のようにもとりあえずは見える。週明けのリバウンドから上下しつつも、週末には75日出来高加重移動平均線を上抜けるところまで上昇した。欲を言えば21日出来高加重移動平均線を上回ってほしかったところだ。

  • 週後半の3日間は上下にヒゲがあり売り買い一辺倒にはなっていない。上に向かえば高値の売り圧力は一定あるが、フィボナッチ23.6%を上に抜けて上がれるかどうか。平行チャネル(オレンジ色線)が手前でレンジスタンスとして機能するのかも見届けたい。

  • 下は木曜日の安値を下回らないうちは特にレンジの動きか。今週でショート買い戻しが一巡したと見るなら、フィボナッチ23.6%から50%付近にいる間はレンジ相場の可能性が高そうだ。木曜日の安値を下回って下落が続くときは注意。

  • 次週はAmazon決算発表、FOMCの発表、雇用統計と続いていくので、発表後のリアクションを見届けていきたい。生成AIテーマで牽引するSMCIの決算発表にも注目が集まるだろう。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • フィボナッチ23.6%を上抜ける場合は、5,300前後を目指していくか。

②下落する場合

  • 4月19日安値がある黄色ボックスゾーンを下抜ける場合は、その下の黄色ボックスゾーン4,950前後が次の目安と見る。

MAより上にあるS&P500銘柄

MA50より上
先週末34.59%➡今週末44.73%

MA200より上
先週末67.99%➡今週末71.37%

ナスダック100先物

日足

今週の振り返り

  • 今週はじめから週末までリバウンドを続けた週だった。先週末の17,000付近がいい押し目となった可能性がある。チャートではフィボナッチ61.8%到達かつ下の黄色ボックゾーン付近で値止まりしやすいラインに到達したと見てよかったのだろう。

  • リバウンド上昇したが、先週の下落分を取り戻すにはまだ至っていない。戻った先はボックスゾーンの安値ライン(太い黄色水平ライン)。ここを上回ってレンジに戻るかレジスタンスラインとして機能して反落するかは次週以降。75日出来高加重移動平均線も同様の位置にあり、週末はやや跳ね返されたようなヒゲがあるローソク足で終了している。

  • ここから大幅に下がらないのであればアク抜けとなるだろうか。

  • 次週はボックスゾーンの安値ラインを上に抜けなければ付近で攻防があるかもしれない。安値ラインで跳ね返されても、2回・3回と安値ラインにトライする場合は、上に向かいたい勢力の継続的な買いで、回数を重ねるごとに上抜けの確率が上がるのだろう。

  • 逆に安値ラインを跳ね返されて、4月19日(金)安値に向かう場合は弱い値動きとなる。フィボナッチ61.8%で止まるなら、それ以上の下落リスクは低くレンジの動きとなるかな。

  • フィボナッチ61.8%で止まらずより下げていくと、弱気向きな値動きとなるため注意したい。

次週のシナリオ
①上昇する場合

  • ボックスゾーンの安値ラインを上抜けする場合、右下に下がるトレンドライン(白)で上値が意識されやすい。ここまで上がったあとの反応を見ると良い。トレンドラインで跳ね返されるとボックスゾーンでのレンジ推移が予想される。

  • トレンドラインを上抜けするならボックスゾーンの高値が次の目安。

②下落する場合

  • ボックスゾーンの安値ラインをうまく抜けられず下落する場合は、まずはフィボナッチ61.8%付近や前回安値の16,971が最初の目安。

  • 16,971を下抜けると下落圧力が高まると見て、200日出来高加重移動平均線が次のターゲットとなりそうだ。

MAより上にあるナスダック100銘柄

MA50より上
先週末17.82%➡今週末37.62%

MA200より上
先週末59.4%➡今週末62.37%

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