【米国株5/22~5/26まとめ】債務上限問題が合意案の交渉進展?6月FOMCは25bp利上げ確率が上昇【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
5/21(日)
バイデン大統領、「債務上限問題について共和党の条件だけを受け入れるつもりはない」
5/22(月)
カシュカリ総裁、6月FOMCで利上げor一時停止は僅差
ブラード総裁、年内に50bp利上げを予想
デイリー総裁、「雇用市場に減速の兆し」「失業率は4%超え妥当」
5/23(火)
カシュカリ総裁、「マイルドな景気後退の可能性はインフレ率低下」
PMIがサービスの予想上振れにより総合も上振れ、製造業は下振れ
新築住宅販売件数は予想上振れ
リッチモンド連銀製造業指数、予想を下回る
5/24(水)
マッカーシー下院議長、債務上限問題についてコメントするが進展はなし
5/25(木)
GDP改定値、1.3%で予想1.1%を上回る
失業保険は、新規が予想下振れ、継続も下振れ
バーキン総裁、「労働市場はタイト」「需要は冷え込んでいる」
コリンズ総裁、利上げ一時停止を示唆
5/26(金)
PCEが予想上回り、高止まり
ミシガン大学消費者態度指数は予想上振れだが、5年インフレ期待は3.1%で速報値から若干低下
債務上限問題、合意案の協議が進む
双方の担当者は2年間の債務上限引き上げと連邦支出制限で合意に近づいている
合意案には、再生可能エネルギーに対応するための電力網の改修といった気候変動対策が盛り込まれる
一方、パイプライン整備や他の化石燃料プロジェクトの許認可迅速化といった共和党が支持する内容も含まれる
インフレ抑制法に盛り込まれた10年間で800億ドルの内国歳入庁予算増から、100億ドルを削減する案も想定
共和党保守派からは25日の時点で既に不満の声が上がっている
メスター総裁
4月のPCEは期待外れだったものの、6月のFOMCで何を決定すべきかについて言及する用意はまだ出来ていない
会合の結果を事前に推測するのはおそらく賢明ではない
次の動きが何であれ、そしてそれがいつであれ、上昇と低下の比重がほぼ等しいと感じるようなFF金利のポイントに到達することを望む。これまでのデータを見る限り、まだそのレベルには達していない
FF金利予想は6月FOMCで25bp利上げが織り込まれる
PCEなどインフレの根強さが確認され、6月から利上げ停止のシナリオから6月25bp利上げシナリオに変化しています。7月から9月までは金利維持して11月から利下げする流れ。
2年金利が急騰続く
インフレが根強く、インフレ退治の効果も不明瞭なことから、ターミナルレートが上がっている。2年金利はそうした背景から11営業日連続で上昇。Fed高官のタカ発言にも反応しているようだ。
実質金利は急騰続く
最新の5/26数値は1.57(チャートは1~2日遅れ)
ドルインデックスは上昇継続しました
ドルインデックスが、EMA200(青線)とフィボナッチ78.6%を上抜けました。トレンドライン上だがさらに上がるかどうか来週次第。
ドル円は、直近の高値ゾーンを超えて上がったが、トレンドラインに到達しているので来週、抜けるか反落するか様子見。
セクター
1週間で見るとテックが牽引。AIの波が強いですね。
NVDA・MRVLが見通し良いことで半導体に好影響
各種指標
Fear&Greed Index
Greed(前週67➡今週67着地)
一時下がるが週末で先週末と同値まで戻す
Put/Call Ratio(Equities)
今年の下限に近い水準まで低下
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 59➡ 5月24日時点 65.51(+6.51pt)
今週はややロング寄りにポジション調整されているようです。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
トレンドラインの下限で踏みとどまりました。
個別株の決算発表
GLBE グローバルEオンライン
EPS・ガイダンスミス
ZM ズームビデオ
Q2EPSガイダンスミス
PANW パロアルトネットワークス
売上インライン、FY23ガイダンス売上ミス
A アジレント・テクノロジーズ
ガイダンスミス
NVDA エヌビディア
クリア
SNOW スノーフレーク
ガイダンスミス
COST コストコ
売上ミス
MRVL マーベルテクノロジー
クリア
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇
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