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【米国株1/29~2/2まとめ】FOMC、利下げは急いでいない。製造業回復、雇用統計は賃金インフレが強い【前編】

こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。


マーケットサマリ

1/29(月)

  • 米財務省、1-3月借り入れ必要額の見通しを下方修正し、長期金利が低下へ


1/30(火)

  • JOLTS求人件数、予想を上回る強さ


1/31(水)

  • ADP雇用統計、予想を下回る

    • 前回値も下方修正

  • 雇用コスト指数、前期比予想下振れ

  • FOMC、利下げを急いでいないことが示された

    • 金利は5.25~5.5%に据え置く

    • インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を強めるまで、誘導目標レンジの引き下げが適切になるとはみていない。


2/1(木)

  • 失業保険は新規⬆・継続⬆

  • PMI改定値、予想上振れ

  • ISM製造業景況指数、予想上振れ


2/2(金)

  • 雇用統計、雇用者数⬆ 失業率⬇ 時給⬆

  • ミシガン大学消費者態度指数、確報値が上振れ

  • ボウマンFRB理事

    1. 政策金利が現行水準のままでインフレ率はさらに低下するとの見方を示すと同時に、まだ利下げを検討すべき時期ではない

    2. まだその段階に達していないというのが私の見方だ


5月利下げ開始の予想は先週から変化なし

3月は政策金利を維持、5月に利下げの確率を高めた週でした。
こんなにきれいに毎回0.25%利下げするかは謎。

10年利回りは木曜日まで低下したが、雇用統計の発表で反発上昇

実質金利はじりじり上がってきている

最新の数値は1.82%(チャートは1~2日遅れ)
10年利回りの低下により実質金利も低下していたが金曜日には元の水準近くに戻り週間では横ばい。

ドル円

ドルインデックスはレンジ推移してたが週末の動きでレンジ高値を上抜ける値動きを示した。

ドル円も下がっていたが、週末の金利上昇に伴って元の水準まで戻り148円台。通貨強弱チャートを見る限りでは週末にドル高・円安の動きへ。

通貨強弱チャート

セクター

  • 大型の決算発表があり、M7は明暗の分かれるリアクションとなりました。

各種指標

Fear&Greed Index

Extreme GreedからGreedに低下(前週77➡今週67着地)
指数は上昇したがF&Gは低下傾向へ。本格的に崩れると株価も下落影響強まるだろうから注視。

Put/Call Ratio(Equities)

週末はやや上がったが、水準的には今は問題ない。

機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index

前週 84.13 ➡ 1月31日(水)時点 87.36
水曜日時点でNAAIMは上昇。Bearishは解消せず。

炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG

高値圏のレンジで推移中。少なくともレンジ安値を下回るまではHYGは問題なし。

個別株の決算発表

SOFI ソーファイ・テクノロジーズ

SMCI スーパー・マイクロ・コンピュータ

DHR ダナハー

GOOGL アルファベット

MSFT マイクロソフト

AMD アドバンスト・マイクロ・デバイセズ

TMO サーモフィッシャーサイエンティフィック

MA マスターカード

QCOM クアルコム

WOLF ウルフスピード

AMZN アマゾン

AAPL アップル

META メタ

REGN リジェネロン


決算発表予定

ハイグロ決算が多い週ですね。
半導体はON・NXPI・ARMがあります。

主な経済指標・イベント予定

指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます

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