【米国株9/18~9/22まとめ】パウエル「ソフトランディングは基本予想ではない」【前編】
こんにちは、Kojiです。この1週間で何が起きたか思い出していきましょう。
マーケットサマリ
9/19(火)
住宅着工件数、予想を下回る
建設許可件数は予想を上回る
カナダCPI、再加速
前年同月比 前回 3.3% 予想 3.8% 結果 4.0%⬆
前月比 前回 0.6% 予想 0.3% 結果 0.4%
9/20(水)
FOMC
政策金利は据え置き
参加者19人のうち12人が年内あと1回の利上げを支持
FF金利を24年末までに5.1%に低下させることが適切だと予想(前回は4.6%)
パウエル会見
入手するデータと変化する見通し、そしてリスクを精査しつつ、「慎重に政策を進めていく」と強調
われわれは到達すべきところにかなり近づいていると考えられる
「ソフトランディング」は米経済に関するFOMCの基本予想ではないが、インフレ抑制を目指す中での第1の目的だ
9/21(木)
フィラデルフィア連銀製造業景気指数、予想を大幅に下回る
失業保険、新規・継続ともに予想を下回る
中古住宅販売件数、予想を下回る
9/22(金)
日銀、YCCを軸とした金融緩和政策を維持
短期政策金利はマイナス0.1%、長期金利は0%程度に誘導する方針を維持
PMI速報値、予想を下回る。製造業は上振れ
総合:前回 50.2 予想 50.4 結果 50.1⬇
製造業:前回 47.9 予想 48.0 結果 48.9⬆
サービス:前回 50.5 予想 50.6 結果 50.2⬇
ボウマンFRB理事
インフレ率をタイムリーに2%に下げるためには、さらに複数の利上げが必要になるだろうと今も考えている
現在の金融政策による景気抑制ではインフレの進展ペースは遅くなるだろうと考える。従ってインフレ率を持続可能かつタイムリーに下げるためには、さらなる政策引き締めが必要になることが示唆されている
デイリー総裁、金利据え置き決定について「必要な情報を収集する時間をさらに確保するため」だというのが個人的な見解
投機筋は19日時点ではポジション縮小
9/19時点ではロング、ショートの両方ともポジション減少
FF金利は5.25%維持のシナリオ継続、6月まで維持に長期化
追加利上げは38%織り込みだが、今後上がるのかは注視。
FOMCで金利据え置きでも10年利回りは上昇傾向
8/21~22の高値を上抜けて上昇しています。
実質金利は2009年来の2%超え
最新の9/22数値は2.07%(チャートは1~2日遅れ)
期待インフレ率も上がっているが、実質金利はそれでも2%超え
2009年来の高さ。
ドル円は148円台をじわじわ上げている
ドルインデックスは、105.8のライン(黄)付近まで上がって、上ヒゲを2日間つけている。
ドル円は、今週は上下しながらも横ばいだったが、日銀発表のあった金曜日には148.3円まで円安が進んでいる。
セクター
一般消費財・不動産が強めの下落。ヘルスケアの下げが緩やか。
メガテックもAAPL以外は下げが続いた。
各種指標
Fear&Greed Index
NEUTRAL➡FEAR(前週52➡今週36着地)
横ばいから低下へ
Put/Call Ratio(Equities)
平均値は上がってきていて、たまに1.3を超える上昇が見られる。
機関投資家センチメント NAAIM Exposure Index
前週 57.98➡ 9月20日時点 54.33(-3.65pt)
FOMC後の動きではより下がった可能性があるか。
炭鉱のカナリア ハイイールド債HYG
窓を開けて下落して印象は悪いが、今はまだレンジ内。
個別株の決算発表
今週はなし
決算発表予定
主な経済指標・イベント予定
指数のチャート振り返りと来週のシナリオは後編に続きます👇
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