『パンやの くまさん』の朝一番のお茶
寝る前のひととき、こざる達は 好きな本を読んだり 音楽やラジオを聴いたりして のんびりと過ごします。(いつも のんびりしていますが)
こざるちゃんが見ているのは、『パンやのくまさん』というイギリスの絵本です。
「パン屋のくまさんが朝、起きてから、夜、寝るまでの一日が描かれているんだ。」
パン屋として働く くまさんの日常が、ただ描かれているだけです。
「特別なことはないんだけど、でも小さな幸せをが いくつもあるんだよ。」
それは、朝、起きて、釜戸に火を入れて 熱くなるのを待ちながら、
朝一番のお茶を飲むことだったり、
誕生日パーティーのお宅にケーキを届けに行って、お土産にゼリーを一つもらったことだったり、
お店に来る子供達に、キャンディーをあげることだったりです。
「僕たちも、朝一番に お茶を淹れて飲んで、そこからいろいろ始めるから、だから この場面はとても好きなんだ。」
皆、うんうん頷きます。
「読んであげるなら3歳から」の絵本なので、凝ったことは何もありません。
ただ働いている くまさんの様子ばかりなのですが、
現実の我々の「忙しく時間に追われてばかりの毎日」という感じは全くなく、
くまさんは パン職人として誇りを持って仕事をしているのがわかります。
「だから この絵本は子ども達が大好きなんだろうし、僕たちも惹かれるんだと思うな。」
現実の 世の中も こうなってほしいと思います。
経済が発達して、日本社会が進展していっているのに、一般庶民は 時間に追われてばかりです。
「そろそろ寝ようよ!」
「うん!」
こざるちゃんが目覚まし時計をセットします。
「おやすみなさーい。」
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
明日の朝も起きて お茶を淹れて飲みます。いい一日が始まるように。
よい毎日でありますように (^_^)