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六月になりました

六月になりました。
日ものびて いい天気の日なら 夜の7時でもまだ明るいことに驚きます。日が沈んだ西の空も赤く染まっています。
日の出もどんどん早くなっていて、札幌の日の出は3時台です。
いつの間にか夏至に近づいています。
明るい昼間の時間が長いと嬉しくなります。

また秋から冬に向かっていって 夜の時間が長くなると、それはそれで また違う嬉しさを感じるのですが、
今のこの時期は、その嬉しさは ぼんやりとしか思い出せません。
その時になれば心よりも先に身体が対応して 秋のひんやりした空気と高い青空と寂しいような切ないような、その時に自然と思い出すはずです。

昼間が長いと 夕方の買い物も だいぶ気分が違います。
歩いていると、咲いている花達も よく見えます。
紫陽花も咲き始め、ドクダミも花畑のようにたくさん咲いています。
それから黄色い花、ビヨウヤナギも花盛りです。
もう少ししたら、クチナシも咲き始めるでしょう。

そんな花達を眺めながら、いつものスーパーへ着いて 買い物をしていると、
「こんばんは!」と、声を書ける人がいて、むむ? と見ると、
「わかります?」
「あー!」
数年前に、母が入院した際にお世話になった看護師さんでした。
このスーパーは病院からも近く、仕事帰りのようです。
今でも、母を連れて、一ヶ月から二ヶ月毎に定期検診に行くのですが、
外来と病棟の看護師さんは別なので、なかなか会う機会は ありませんし、
今はコロナ禍で挨拶に行くことも出来ません。

看護師さんに、随分元気になったと今の母の様子を話して、
看護師さんもそれを聞いて喜んでくれているようで、母が入院していた間、看護師さん達が よく様子を見に来てくれたことを思い出しました。
その時は この先 どうなるかわからない母を毎日 見ながら、後から思えば 神経が張りつめていたと思うのですが、
そんな私を気遣ってくれていたのだと思います。
きっと気にするようにという指示が出ていたのだと。

看護師さんと別れて買い物を続け、そういえば あの頃、よく自分の食事を買いに このスーパーに来ていて、
お弁当や総菜を買って、病院にまた帰って休憩コーナーで食べたことや、
このスーパーのイートインコーナーで食べたことを思い出していました。
コロナ禍でイートインコーナーはなくなってしまったけれど、あの辺りで外を見ながらお弁当を食べていたこと、
そんな日もあったなぁと。

あの時は辛かったけれど、不思議なことに 今は いい方の思い出に置き換わっています。
たくさんの看護師さん達、主治医の先生はもちろん、手術をしてくれた執刀医の先生、介護福祉士さん達、理学療法士の方々、
薬剤師さん達、クラークの方々、なんと多くの人達と関わって救われたことでしょう。
そして ほぼほぼ毎日来る このスーパーのレジ係さん達とも顔見知りになって、事情は話していなくても、
普通の何でもない会話に ホッとして、気が楽になったこともあります。

あの頃、関わった人達、どうしているかなぁ。
もう会うことがない人が ほとんどですが、そう思うと 人生は本当に一期一会なのですね。
皆、無事に元気でいることを願います。

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

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読んで下さって、どうもありがとうございます。
このnoteでの出会いも一期一会ですね。
よい毎日でありますように (^_^)

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