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りこちゃんと魔法の傘 9

今日も朝から梅雨空、雨が降っています。
ラジオから、りこちゃんと こざる達の大好きな歌が聴こえてきます。

童謡『あめふりくまのこ』です。

「昔、りこちゃんと近所に買い物に行ったら、途中で雨が降ってきて、りこちゃんが あの傘をパッとさして」
「それで、皆で この『あめふりくまのこ』歌ったことがあったね。」
皆、うんうん頷きます。

「何だか 雨が降ってきても 楽しかったのを覚えてるなぁ。」
「ちょうど、近所の小学校の下校時間だったみたいで、小さな女の子が二人、一緒に歌って、それで一緒に歩いたよね。」
「あ、そうそう!」
「楽しかったなぁ。」

そんなに雨も激しく降っていなかったからですが、皆で傘をさして 歌いながら歩きました。
りこちゃんが魔法の傘を クルクル回すと、皆も クルクル回しました。
とても楽しくて、長閑で いい時間でした。

「りこちゃん、今も この曲が流れると すごく嬉しそうに聴いているよね。」
「うん、とってもかわいい詩だからね。」
「頭に葉っぱ、のせちゃうんだよ!」
くまのこの様子、仕草が思い浮かんで、とってもかわいいと思うのです。
「朝ごはん食べながら、りこちゃんも一緒に この曲をまた聴こうよ!」


話は続きます。

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