今夜も、みかんを食べながら
「なおみちゃん、負けちゃったねぇ。」
「うん….。」
今日は夕方に、全豪オープンテニスの大阪なおみ選手の試合がありました。
りこちゃんとこざる達は 皆で一緒に夕飯を食べながら テレビの前で 応援していましたが、
残念ながら 負けてしまいました。
「なおみちゃんが負けちゃって、りこちゃんも なんだかしょんぼりしていたね。」
「うん、りこちゃん、子供が大好きだから、なおみちゃん見て、すごくかわいそうと思ったんだよ、きっと。」
「なおみちゃんは 大人だけど、りこちゃんから見たら かわいい子供だからね。」
皆、うんうん頷きます。
その りこちゃんは、既にスースーよく寝ています。
そしてこざる達は、いつも通りコーヒーを飲みながら おしゃべりタイムです。
「いつも勝つとは限らないんだよ。」
こざるちゃんが、みかんを食べながら言います。
「勝ち続けることはできないよ。」
「そうだね、一時はずっと勝ち続けることもあるかもしれないけれど、でもずーっとではないよね。」
「負けたら、残念だけど、引きずることなく、はい、次!だよ。」
そうですね。
反省しながらも、またすぐに次の試合があります。
そうやって世界中を転戦していくのです。
「あ、ちょっと食べ過ぎじゃない?」
こざるちゃんが次のみかんに手をのばしたところです。
「うんと、5個目かな?」
「ちょっと多いんじゃない?」
「でもこれ小さいみかんだし….それに美味しいんだもん!」
こざるちゃんが口を尖らせます。
「じゃあ今夜は これでおしまいだよ!」
「そうだよ、また明日、食べればいいから。」
「食べ過ぎると手が黄色くなっちゃうよー。」
「えーっ!!!」
こざるちゃんは、早速、食べようとしましたが、皮をむくのを止めます。
「じゃあ、止めとくよー。」
「うん、まだ明日も明後日も食べられるからね。」
「そうだよ、美味しいものはいっぺんに食べると勿体ないよー。」
「美味しい!っていう気持ちが薄れちゃうからね。」
こざるちゃんは頷きます。
「じゃあ ちょっと紅茶でも飲もうかな?」
「うん、紅茶、淹れようよ。」
こざるちゃんが鼻歌を歌いながら、紅茶の準備をします。りこちゃんの大好きな歌、『みかんの花咲く丘』です。
こざる達は 皆で一緒に歌います。
「オレンジフレーバーの紅茶があるから、それにしようか。」
こざるちゃんは、紅茶の茶葉をポットに入れます。
「なおみちゃんにも、みかん、あげたいなぁ。」
「みかん食べて、リラックスして、身も心もゆっくり休んで….」
「そして、次の試合に臨めば きっと大丈夫!」
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
みかん、美味しくて食べやすくて、ついついたくさん食べてしまいます。。
よい毎日でありますように (^_^)