
美味しくて幸せ 夜のアイス
「もう夜だ!」
「まだ6時前なのに、真っ暗だねー。」
こざる二人組が すぐ近くのコンビニへ行った帰り道です。
「今夜の夕飯の後のデザートにアイスを食べようと思って買いに行ったんだ。」
「今日の昼間、りこちゃんと一緒に病院に行って、インフルエンザの予防注射をしてきたんだけど、
りこちゃんが注射で渋い顔をするから、じゃあ帰ったらアイスを食べようよって言ったんだ。」
アイスは頑張ったご褒美です。
「あと この前見たドラマの中で、夜、アイス食べているシーンがあって、なんだかとっても美味しそうだったんだよねー。」
「そうそう、夜、ベランダに出て、のんびり食べていて、長閑で幸せそうだったんだ。」
二人は、うんうん頷きます。
夜、ちょっと遅くなってから食べるアイス、とっても美味しくて幸せになります。
「夜遅くだと、"頑張ったご褒美"っていう感じだからかなぁ。」
「そうかもしれないねー、もう後は寝るだけだとリラックスできるしね。」
本当は、夜遅くに甘いものはよくないのですけれどね。
「でもね、このところ急に寒くなってきて、晩秋というより初冬の気候で、
湿度も下がってきているから、アイスを食べて水分摂るといいんだよ!」
こざるちゃんが きっぱりと言います。
やや こじつけの感じがしますが…。
「ただいまー。アイス買ってきたよー。」
「おかえりー。ありがとう。」
「夕食の後、食べるの楽しみだよ!」
「りこちゃん、喜ぶよー。」
「りこちゃんに、もうすぐ夕飯だよって言って来るよ!」
こざるちゃんが鼻歌を歌いながら りこちゃんの部屋へ向かいます。
「りこちゃーん、もうすぐ夕飯だよ。アイス買ってきたから、夕飯の後、皆で一緒に食べよう!」
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
お酒の後のアイスも、とっても美味しいんですよね。
よい毎日でありますように (^_^)