周りを元気にする笑い声
「少し明るくなってきたかな?」
「ほんとだ、曇っているけれど、雲が薄くなってきた感じがするよ。」
今日も朝から雨が降ったり止んだりの天気です。
濃い灰色の雨雲に覆われた空を見上げて、こざる達の気分も どんよりと曇っていたのです。
「やっぱり青空が見えないと、気分も沈んできちゃうね。」
「お日さまの力は偉大なんだよ。」
「気分って、天気に左右されるよね。」
「うん、そうだよね。青空でお日さまが出ていると、よーし! 何でもうまくいくよーって思うし、力が湧いてきて何でもできる気がするよ。」
皆、うんうん頷きます。
「でもね、少し前の大雨の日の午後、子供たちが学校から帰ってくる時間だったんだけど、中学生の女の子が二人、雨の中、キャーキャー楽しそうに笑いながら歩いていて、傘さしていたけど濡れていて、それでも とっても楽しそうだったんだよ。」
「あー、わかるなー、子供たちは天気に左右されないエネルギーを持っているよね。」
「天候の悪さで沈みそうな心を跳ね返す力を持っているんだよ。」
「子供は そうでなくちゃね!」
子供たちの楽しそうな笑い声は、周囲に元気を 大きなパワーをもたらします。
「子供たちは生まれてからの年数がまだ多くないんだもん、楽しいこと嬉しいことが沢山であってほしいよね。」
「これから大人になっていくに従って、辛いこと悲しいこともあるけれど、それを乗り越えられるようにね。」
皆、うんうん頷きます。
「りこちゃんに、そろそろ おやつにしようよって言ってくるね!」
こざるちゃんが 鼻歌を歌いながらりこちゃんの部屋へ向かいます。
「りこちゃーん、そろそろ おやつの時間だよ。今日の おやつはシナモンアップルパイだよ!」
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
今月も雨の日が多いようです。
よい毎日でありますように (^_^)