満月の夜
「今日の満月、スノー・ムーンって言うんだって。」
「雪の月?」
「うん、雪が降る時期だからだって 朝の天気予報で言ってたよ。」
風が冷たく かなり寒い夜です。
空には お月さまがピカピカ 静かに輝いています。
「やっぱり何か見えるよね。」
「月ウサギが お餅ついているんだよ。」
「サルじゃないんだ。」
「サルよりもウサギに見えるよ。」
「うーん、そうだねぇ。」
昔の人がサルと言っていたら、サルのイメージも随分と変わっていたでしょうか?
「サルはウサギじゃないし、ウサギもサルじゃないからね。」
皆、うんうん頷きます。
「僕たちはサルでよかったーって思ってるし、きっとウサギさんたちもウサギでよかったって思ってるよ。」
それぞれにそれぞれの良さがあります。
「みんな違ってみんないい、だよ。」
「多様性っていうやつだよね。」
「言葉だけ先走りして、実際には追いついていないと感じることが多いけれどね。」
ダイバーシティという言葉も、企業のイメージ戦略だけに使われていることが多いように思います。
それでも昔に比べたら、少しは進歩しているのかもしれません。
少しでもいいから、よりよい方向に進歩してほしいです。
「今はコロナ禍で、たくさんの課題、問題があるけれど、それぞれが少しでも生きやすい方向に行くといいな。」
「今こそ変える、変わる絶好の機会なんだと思うよ。」
皆、うんうん頷きます。
「そろそろ寝ようよ。」
「はーい。」
こざるちゃんが目覚ましをセットします。
「おやすみなさーい。」
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
明日も全国的に寒いようですので、どうぞ皆様、お気をつけて。
よい毎日でありますように (^_^)