リスセクシュアルとはどんなセクシュアリティなのか?
前回、僕のセクシュアリティについても触れさせて頂きました。
どんな内容かは、下記のリンクよりお読み頂ければと思います。
今回は、僕のセクシュアリティの中の1つ『リスセクシュアル』についてお話していきたいと思います。
リスセクシュアルとはどんなセクシュアリティなのか?
一言で言うと、
他者に性的に惹かれるが、その感情を相手から返してほしいとは思わないというセクシュアリティ(性的指向)
ということになります。
このリスセクシュアルは、○○セクシュアルの仲間なので、セックスに関するセクシュアリティになります。また、『性的な感情を相手から返して欲しいとは思わない・・・』とある通り、アセクシュアルのバリエーションの1つとされています。
このセクシュアリティは、
他者に対して性的感情をもつ
けれども
性的感情をもった相手から性的な目で見られたくない
ということになります。なので、セクシュアリティの説明の最初の部分だけでどういうセクシュアリティなのか、どういったこと言ったことを判断してしまうと話が分からなくなりますし、『アロセクシュアル(他者に性的に惹かれるセクシュアル)』と勘違いしてしまって、話の意味が分からなくなってしまうのでご注意下さい。
リスセクシュアルの苦手なことはどんなことなのか?
リスセクシュアルの苦手なこと
性的関係を求められる
性的アピールをされる
ということになります。『性的な魅力を感じていても、性的なことを相手としたい、性的なことをされたい』と、ならないのです。
僕の場合だと、性的関係を求めらられると引いてしまうことが多いです。なので、セックスをしたとしても冷めた感情ってことの方が多いかもしれません。
リスセクシュアルって他の言い方をすることがあるのか?
リスセクシュアルは、
リソセクシュアル
リスロセクシュアル
アコイセクシュアル
と、言われたりします。
いろんな言い方をするのは、リスセクシュアルなんだけど、他の言い方で言われるとしっくりこない場合もあるので、その人に合ったセクシュアリティの言い方になっている場合が多いです。
どれが最初にこのセクシュアリティのことを指すようになったかはあまり関係ありません。言い方が違うだけだと思って下さい。
リスセクシュアルだと判断できる状況などはどんなものがあるのか?
リスセクシュアルだと判断する材料は
相手に対して魅力は感じるけれど、性的に関係になるのが想像できない
相手のことは魅力的に感じるけれど、性的に迫られると不快感がある
相手とのセックスは想像できるけれど、実際にセックスになった時に引いてしまう(複数の人に感じる場合)
など、まだまだ他にも判断材料はあると思います。なので、リスセクシュアルの当事者1人1人によって、状況などが多少異なる部分があります。
リスセクシュアル当事者のセックスに対する感情は性嫌悪とは違うのか?
僕自身、リスセクシュアルの当事者なので、今回お話させてもらうために性嫌悪について調べてみました。
そうすると、リスセクシュアルやアセクシュアルの人だと判断する材料に性嫌悪は関係ないということが書いてありました。
なので、リスセクシュアルやアセクシュアルは、セクシュアリティとして
セックスに対して不快感がある
性的魅力はあるけど、相手とセックスをしたいと思わない
性的魅力を感じない
と言うだけなので、それが性嫌悪障害とは違うということです。セクシュアリティならいいですが、性嫌悪障害となった場合は、一般の人には理解できないことも出てくるので、注意する必要があります。
リスセクシュアルやアセクシュアルの人の中には、性嫌悪を持つ人もいたりします。ですが、障害にある程の性嫌悪ではないので、セクシュアリティとしてリスセクシュアルやアセクシュアルとなっているということを理解して欲しいと思います。
リスセクシュアルの人に絶対にしてはいけないこととは?
リスセクシュアルの人にしてはいけないこととは
人はセックスをするのは当然だ
性的行為を望むのが普通だ
といった認識で接しないということです。
ちなみにセックスのなくなったカップルや夫婦(夫夫、婦婦を含む)はセックスレスなのであって、リスセクシュアルになったからセックスがなくなったのではありません。そこを間違うと大変なことになるのでご注意下さい。
そして、リスセクシュアルのことを理解せず、話を聞いただけで精神科、心療内科に行った方が良いとは言わないで下さい。セクシュアリティであって病気ではないからです。
最後に!!
リスセクシュアルは「性的魅力は感じても相手から性的に迫られること望まない」セクシュアリティだと理解して下さい。
あくまでも当事者である僕の見解も含めてお話していますが、別のリスセクシュアルの人に出会った場合、その人からの説明される内容が酷似していても一致することはありませんのでご理解下さい。
皆さんに多様なセクシュアリティを理解するモノになればと思います。
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