昨今のBLドラマ、BL映画などのブームについて感じていること
今回は、ちょっと目線を変えたお話をしようと思います。
BLドラマ、BL映画などが流行っていることについて、感じていることなどをお話できればと思います。
BLドラマ、BL映画などのBL作品を当事者はどう思っているのか
私自身、高校1年の頃にBLの小説、漫画にハマっていました。
作品としてしっかりしてるんですよね。
なんで、読んでいても楽しい作品が多いんですよね。
だけど・・・なんですよ。
美化して書かれているってのがあって、BLにハマっている腐女子の方々は、BLのファンタジーな部分を実際も同じだと思って、ゲイや戸籍上男性同士になる見た目が男性のQ+の人たちに近寄って来るのがちょっとなって思う部分ではあるんですよね。
何て言うのか、わりとしんどい部分ではあるんですよね。
戸籍の性別が男性の人たちにとっては、いいように解釈されてしまっていることがあるのもそうですし、ゲイや男性でQ+の人たちは、腐女子の人が描くの妄想、ファンタジーな部分を押し付けないでほしいと感じてたりするんですよね。
なので、BL作品って、BLとして書かれているものをゲイの人の中には毛嫌いしてる人もいるのが現状です。
「きのう何食べた?」ってどうだったのか
私はゲイの友人のSNSを見て、「きのう何食べた?」の原作漫画の存在を知りました。
そして、相方と一緒にドラマも見ました。
「きのう何食べた?」っていう作品は、BLなんだけど、The BLって作品ではないんですよね。
リアルなゲイの日常を描いているので、当事者からすると、リアルな分、否定的な人もいるのは確かです。
なので、作品は知っているけど、ドラマも漫画も見ないって人が一定数いるんです。
おっさんずラブってどうだったのか
「おっさんずラブ」も話題になりました。
この作品は、原作がThe BL なんですよね。
この作品は、ドラマが面白かったんで、相方と一緒になって見ていました。
ただ、この作品もドラマ化した時、当事者の間では賛否両論があったのは言うまでもありません。
ファンタジーな要素が「きのう何食べた?」より多めなので、自分たちと違うところの・・・って感じで見れるので良かったんですが・・・ってところあるのかもしれません。
BL作品って当事者にとってどんな位置付けなのか
BL・・・って基本的に恋愛をするのが男性同士なので、多くのゲイやQ+の人たちはあまり好まない感じです。
多くの当事者は、腐女子のハマるものであって・・・って部分があるかもしれません。
まぁ、個人的見解を言えば、
作者が男性もしくは当事者ではない
売場に女性が多い
当事者が描くファンタジー要素ではなく、女性目線のファンタジー要素なので馴染めない
というところが、当時者からは避けられる部分かなって思わなくはないです。
作品としてはいいんだけど、自分たちとはかけはなれているものって位置付けかなって感じます。
当事者が描くBLって、BLなんだけど、
エロ要素多め
ドラマ化しにくい
体育会系要素が強め
BLというよりやおいに近い内容になりがち
なので、一言で言うと、「理想の現れ」って気がします。
それもあって、BLやコミケで売られるゲイ向けBLの作家さんは、
女性
ゲイ
ってのがあるのかもしれません。
まとめ
昨今のBLブームは、ゲイの人の理解には一役担っているのかもしれません。
ですが、BLよりもレズビアンものの作品は、レズビアンの理解には繋がっていなくて、異性愛男性の勘違いに繋がっているのが現状だと思います。
そして、BLは男性同士の恋愛作品になるので、
バイセクシュアル
トランスジェンダーゲイ
トランスジェンダーレズビアン
異性愛者ではないQ+の人たち
の理解には繋がっていません。
ブームとしてはイイのですが、ファンタジー作品なので、現実と混同しないようにしてもらいたいと思います。
それでは、今回はここまでにしたいと思います。
皆さんに当事者がBLブームについてどう考えているかを知ってもらえれば幸いです。