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LGBTQ+理解への近道

LGBTQ+だと家族以外にカミングアウトしても、「驚かれた」なんてことを言われることも聞かなくなってきたかなって思います。

それでも、ちゃんとしたLGBTQ+の理解には繋がっていないのかもしれません。

なので、LGBTQ+理解への近道をお話できればと思います。


LGBTQ+の理解に必要なこと

LGBTQ+の理解に必要なことは、自分の周りにLGBTQ+の人がいないということをなくすことです。

自分が知らないだけで、自分にLGBTQ+だと言っていないだけで、周りにLGBTQ+の人たちはいると思うことで、自分たちと同じように暮らしているんだってことがわかります。そして、LGBTQ+の人たちは、恋愛対象が同性であるか、恋愛をしない、もしくは苦手だということなのです。

特にトランスジェンダーやQ+(ノンバイナリー、Xジェンダーを含む)の人は、生まれながらの性別(男女)ではなく、

  • 性別を男 → 女に変えた

  • 性別を女 → 男に変えた

  • 性別が男・女ではない性別である

  • 性別がない

ってだけなのです。

これって、極論、数学の公式と同じで、どうしてトランスジェンダーやQ+なのかいくら考えても、答えは出てきません。

なので、あなたの身近にいるAさんは、Aさんであって、LGBTQ+という特別なものになったのではありません。

  • 恋愛対象

  • 性的志向

などが異性愛的思考ではないってだけなのです。

なので、LGBTQ+だとカミングアウトされたとしても、

「そうなんだ」

って思ってもらえれば、僕たちLGBTQ+の当事者も悩むことが減ります。

また、LGBTQ+の当事者へのハードルもぐ~と低くなります。

LGBTQ+理解への近道

LGBTQ+の理解への近道。
それは、

LGBTQ+の友達を作る

です。

LGBTQ+の友達を作るとどういったメリットがあるのでしょうか。

  • LGBTQ+がどういうものか知れる

  • 本や漫画などでは知れないLGBTQ+の生体が知れる

  • LGBTQ+の理解につながる

といったことなどが、理解へとつながっていくことでしょう。

友達にLGBTQ+の人がいるとなると、周りにいないという状況でもなくなるので、LGBTQ+だとカミングアウトされたとしても、

「そうなんだ」

って思えるようになります。

そして、驚かなくなるでしょう。

LGBTQ+の当事者がしてほしいこと

LGBTQ+の当事者がしてほしいこと、それは、

普通に接してほしい

ってことなのです。

普通に接するってのは、LGBTQ+の理解ができていなくてもできるんじゃないかって思う方もいるでしょう。

表面上、普通に接することはできます。ですが、LGBTQ+当事者は、表面的にってことは見破ってしまいます。なので、表面上ではなく、理解をして普通に接してくれる方が、より当事者は喜びます。

では、LGBTQ+の理解ができてくると、どういうことを思えるようになるのでしょうか。

それは、

  • 自分と違っていて当たり前

  • 人それぞれなんだ

  • 人と違うことが個性なんだ

といったことです。また、LGBTQ+に寄り添うことができるようにもなります。

まとめ

今回は、LGBTQ+理解への近道のお話をしました。

LGBTQ+理解への近道は、ズバリ!!

気軽に話せるLGBTQ+の友達をつくる

です。

なので、LGBTQ+の友達ができると、自然とLGBTQ+が理解をしやすくなります。そして、

そうなんだ!!

ってことも自然と思えるようになります。

なので、無理に理解しようと思わないで下さい。無理に理解しようとすると、

なぜ?
どうして?

などの疑問が出てしまいます。

それを防ぐために、ゆっくりと理解していただければと思います。

そうすれば、知らないうちにLGBTQ+の理解ができていることでしょう。

近道は、友達をつくることからです。

最後にLGBTQ+の理解に読んでもらいたい本の紹介をして終わりにしたいと思います。

LGBT初級講座 まずは、ゲイの友達をつくりなさい

LGBTQ+活動家の松中権さんの書かれた著書『LGBT初級講座 まずは、ゲイの友達をつくりなさい』です。

この著書は、2015年に出版された新書になります。

まずは、ゲイの友達をつくりなさい

この本を読めば、ゲイのことを知ることが出来ます。また、LGBTQ+の理解には、そのセクシュアリティ、ジェンダーの友達をつくことが大事だということを教えてくれます。

LGBTQ+の友達がいない人、周りにLGBTQ+の人がいないと思っている人にこそ読んでもらいたと思います。

百合のリアル

タレントで文筆家の牧村朝子さんの著書『百合のリアル』です。

この著書は、2013年に出版された新書になります。

百合のリアル

この本では、LGBTQ+に関するいろんな用語を知ることができます。また、いろんな登場人物が出てくるので、話を聞いているように読み進められるでしょう。

LGBTQ+の友達をつく前に、どうしても知識を付けておきたいと思っている方にオススメです。

カミングアウト・レターズ / カミングアウト

2冊同時にご紹介するのは、カミングアウトやLGBTQ+ついて知ってもらうことをテーマに書かれた2冊になります。

まずは、RYOJIさん、砂川秀樹さんの共同で書かれた著書『カミングアウト・レターズ』です。

この著書は、2007年に出版されています。

カミングアウト・レターズ

そして、砂川秀樹さんの著書『カミングアウト』です。

この著書は、2018年に出版されています。

カミングアウト

『カミングアウト・レターズ』『カミングアウト』の2冊は、LGBTQ+にとってカミングアウトとはどういうことなのか、カミングアウトをしてどうだったのか、といったことを考えさせられます。

カミングアウトされて、どう答えたらいいのか悩んでいるという人におすすの2冊となっています。

LGBTとハラスメント

LGBTQ+とハラスメントについて、当事者が思っているかについて書かれた、LGBTQ+活動家の松岡宗嗣さんとLGBT法連合会事務局長の神谷悠一さんの著書『LGBTとハラスメント』です。

この著書は、2020年に出版されています。

LGBTとハラスメント

元TBSアナウンサーでタレント、エッセイスト、ラジオパーソナリティの小島慶子さんも推選されている1冊になります。

研修、e-ラーニングでは知ることのできない、LGBTQ+当事者がLGBTQ+へのハラスメント・・・SOGIハラについてどう思っているかがわかる1冊になっています。知らなかったと思って知っていたことが、知っていて良かったに変わるおすすめの1冊です。

ダブルハッピネス

トランスジェンダー当事者(トランス男性)の杉山文野さんの著書『ダブルハッピネス』です。

この著書は、2009年に出版されています。

ダブルハッピネス

杉山文野さんの経験を基にトランスジェンダーの1つの形を知ることが出来ます。

トランスジェンダーの方がどういう苦悩を抱えてきたかがわかる1冊となっています。トランスジェンダーと関わる機会が増えてきた人で、よりトランスジェンダーのことを知りたいと思っている人にオススメです。

それでは、今回の話、紹介させてもらった書籍が、皆さんのLGBTQ+の理解につながればと思います。

サポートよろしくお願いします。ご支援くださったたサポートは、今後のクリエイター活動だけでなく、今後の当事者支援に役立つ形にさせてもらいます。