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LGBTQ+と養子縁組
昨日投稿した記事を『LGBTQ+と結婚』というテーマで書きました。
その中でも触れたのですが、『LGBTQ+と養子縁組』というテーマで今回はお話をしていきたいと思います。
この『LGBTQ+と養子縁組』って少し重いんじゃないかって思ったんですが、僕自身、東京で暮らしていた頃に友人から相方との養子縁組を進められたことがあったのと、昨日投稿した記事の中で下記LINKを載せさせていただいています。
改めて、僕自身、養子縁組についてどう考えているのかを書いておきたいという気持ちになりました。
養子縁組・・・LGBTQ+である相方と僕が戸籍上同一の姓を名乗ることが出来るようになる唯一の手段になります。ですが、これにはデメリットがあります。
それは
歳下が歳上の姓を名乗ることになる
法的には夫婦ではなく親子関係になってしまう
ということです。
歳下側が苗字を変えることに抵抗がない場合
親子関係でも問題ない場合
などは養子縁組でも問題はないのかなって思います。ですが、僕自身、自分が苗字を変えることに抵抗がないのですが、相方に苗字を変えさせたくないという想いもあって、養子縁組をしたくないと思っています。ましてや養子縁組をするとなると、歳上の僕が親と表記され、歳下の相方が子と表記されるようになるものあって・・・ということもあって養子縁組の話はあまりしないようにしてきました。
養子縁組は法的には、結婚に近い形でLGBTQ+カップルを守ってくれはします。ですが、これはあくまでも親子としてということになります。
パートナーシップ宣誓制度についてはどうなのかということを調べてみたところ、養子縁組をしていてもパートナーシップ宣誓を行うことは出来るようです。今、僕の住んでいる大阪府、かつて住んでいた京都市、『パートナーシップ宣誓制度 養子縁組』とGoogle検索をした際に最初に出てくる埼玉県上里町などが出しているパートナーシップ宣誓に関するFAQでパートナーシップ宣誓が出来ることが明記されていまるので、パートナーシップ宣誓制度を導入している自治体では、養子縁組をしていてもパートナーシップ宣誓をすることは可能だと思います。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/37331/00000000/FAQ.pdf
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000272/272204/tebiki.pdf
パートナーシップ宣誓が出来るからと言って養子縁組をしたいとは思いません。
それは、相方とはパートナーとしての関係であって、親子になりたいわけではないからです。また、同性婚が出来るようになった時、養子縁組をしたカップルはどうなっていくのかということがめいかくにわかっているわけではないからです。だから、養子縁組を積極的に考えないのです。
養子縁組 ≠ 結婚
だから二の足を踏むのかもしれません。
僕自身、今のパートナーシップでも十分パートナーとして認めてもらえていますし、以前パートナーシップ宣誓をしていない頃、交通事故にあった際も病院に相方が来て付き添ってもらうことも出来ています。役所などの公的機関では、家族だという風に見てもらえてはいるので問題ないのかなって思っています。
ですが、『法的な・・・』云々といったところは、守られるものがないです。
養子縁組が二の足を踏むのであれば、公正証書を作ればいいのではないかって声が聞こえてきそうですが、これも結婚の際に得られるものとは全く違った形になってしまうので、どうしたものか悩ましい所ではあります。
何より、結婚でも養子縁組でも日本は戸籍上一緒になった場合は、どちらかの姓(苗字)を名乗る必要があるという点です。日本では未だに家制度の名残が色濃く残っているので夫婦別姓が認められていません。これは良くもあり、悪くもあるというところなんですよね。
戸籍上、夫婦が同姓(同じ苗字)を名乗っていても、通称名ということで仕事上は旧姓を名乗っている場合があるから、それでもいいんじゃないのかという人もいるかと思います。これは公的手続きの場合、ややこしい事態を生むことになります。
そして、G7で夫婦別姓でないのは日本だけなのです。
こういったことも含めて、養子縁組や結婚に二の足を踏んでしまっています。ましてや、LGBTQ+は結婚すらできないですからなおさらです。
今の現状を考えると、法的に守られるといった点でLGBTQ+の人たちは養子縁組をする方が望ましいということにはなるんですが・・・。それでも僕は、法的に守られて親子と記載されるよりかは、同性婚が出来るようになるまでは、今のまま、パートナーシップ宣誓制度を利用することで乗り切りたいと思います。
今回はとりとめのない内容になってしまいましたが、皆さんの参考になっていれば幸いです。
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