【知って欲しい!!】障害を持つLGBTQ+当事者が移住をして感じたこと
皆さんは、障害を持つLGBTQ+当事者の移住と聞いてどう感じるでしょうか。
僕は福井出身で学生時代に東京に上京して、そのまま23年くらい東京に住んでいました。
また、相方は2014年3月まで神奈川県で暮らし、2014年4月から東京に引越しをして、僕と一緒に暮らすようになりました。そして、東京から2019年の3月から僕と一緒に関西に移住しました。
僕は障害者手帳、相方は療育手帳を持っています。
そんな僕たちカップルがお互いの育った福井や神奈川ではなく、関西に移住したこと、関西に移住したことで感じたことなどをお話しできればと思います。
なぜ移住したのがお互いの地元ではなかったん?
僕たちカップルが東京を離れたのは、僕がメンタル面の不調で仕事を辞めると決めたからです。
その時、候補として、
出身地の福井、神奈川に移住する
関西に移住する
というのがありました。
ですが、
東京を離れたい
関東から出たい
という気持ちが勝っていました。
僕の父親から川崎という選択肢も言われたりもしていますが、どうも川崎はイヤで父親には、関東には住みたくないという話をしました。
正直な話、福井に戻らなかったのは、
母親が福井に戻ってきていいという反応をしなかったこと
福井に居場所がない的な話になったこと
があったからでした。それでも、母親は福井に戻ってくるように言っていたのは今でも覚えています。
そんなこんなで、関西でも旅行で訪れていた京都が好きだったのもあったので、京都に住むことにして、家探しをすることにしました。
その頃の京都市は、パートナーシップ制度が導入されていません。そして、僕たちが住んでいた東京の板橋区、東京都でパートナーシップ制度が導入されていませんでした。なので、家探しをするときに苦労をしました。住んでいた家を出ていく期日を延ばしたりもしました。
それでも何とか京都に住むことになりました。
そこで今になって、なぜお互いの地元でなかったのかというと、
お互いの地元に居場所がなかった
東京に居たくなかった
何処に住みたいかもわからなかった
唯一住みたいと思ったのが京都だった
ってのがあります。
京都に住むようになってよく聞かれたのが、
なんで京都に来たん?
ってことでした。
京都に住んだ理由は、『京都が好きだった』ってこと以外にはありません。
なので、どこで聞かれても『京都が好きだったから』と、いうことを言っていました。
京都に住んで良かったのかと聞かれると、やっぱり良かったなって思っています。
ですが、今は一旦大阪府内に住んではいますが・・・。
関西に移住して良かったこと、良くなかったことってなんかあるん?
良かったこと
関西に移住して良かったのは、やっぱり
東京や神奈川よりも暮らしやすかった
メンタル面の不調が解消できた
パートナーシップ制度が導入されることの喜びを感じられた
このことは大きかったかもしれません。
それ以外のメリットは、特になかったかなって思います。
良くなかったこと
一番デメリットだなって感じたのは、
療育手帳の発行手続き
療育手帳の更新手続き
身体障害者手帳が住んだ地域のものにならない
その他のデメリットしては、特にないかもしれないですね。
このデメリットに関しては、療育手帳を持つ当事者としては、大きなデメリットかもしれないですね。
東京や神奈川では、更新手続きがないのですが、京都市や大阪府では療育手帳の更新手続きが発生します。
また、移住や引越しをする中で知ったのは、療育手帳は『都道府県』もしくは、『市区町村』の制度によって発行される障害者手帳であって、国の制度によって発行される障害者手帳ではないということでした。
なので、療育手帳は、都道府県や市区町村の定めによって、再判定の手続きがあるということなのです。
これが、めちゃくちゃめんどくさいってことなんです。
当事者としても多少IQの判定が変わることはあるかもしれませんが、療育手帳の更新の櫃はないのではないかって思っているというのが現状です。
療育手帳に関する制度自体も変えていく必要があるんじゃないかなって、考えさせられたのは大きいかなって思います。
また、障害を持つLGBTQ+当事者、障害を持つ当事者があまり、移住や引越しをしないのは、
担当が変わってしまうこと
制度が変わってしまうこと
手続きが面倒くさい
病院を変えたくない
といったことがあるからです。
引越しや移住をしたのは、自分の状況をかえたかったからで、引越しや移住をして僕自身は良かったなって思っています。
障害を持つLGBTQ+当事者が移住をして思ったことのまとめ
移住をして僕が思ったり、感じたり、知ったことは
障害者はあまり移住をしない
LGBTQ+の人は都会に出る傾向にある
療育手帳は国の制度ではなく地方自治体の制度である
障害者の仕事探し支援のやり方も自治体ごとに異なる
です。
障害を持つLGBTQ+当事者の方の場合でパートナーがいる人であれば、自分の住みやすい街をパートナーさんと一緒に探して、自分のために引越しや移住を考えてもいいのかなって思います。
そして、自分のために考えていくことも大事なんじゃないかなって思いました。
今回は、この辺にしたいと思います。
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