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小魚とっておきのkintone「絞り込み」(not 検索)Tips

いつもX等でお世話になっております、小魚です。
すごくなくていい!アドベントカレンダーなので、
多くの方が利用する基本機能の「絞り込み」(not 検索)について書きます。
実は、語りたい!

きったんさん アドベントカレンダーの企画ありがとうございます!
伝えたいことを書く、すごく楽しかったです。
その1 https://adventar.org/calendars/8616
その2 https://adventar.org/calendars/8774




便利機能 「絞り込み」条件は候補がでる

「フィールドが多いと「絞り込み」条件を探すのが大変・・・・・・」となるユーザー様が多いなぁと感じています。実は絞込条件、テキスト入力できて、部分一致で候補表示し、選択できます。これを知っていると楽になります。

担当と入力すると、担当名、案件一覧(商談担当者)、活動履歴(担当者名)がでてきます。


ハマる文字列(複数行)「絞り込み」

皆さまご存知の通り、 文字列(複数行)フィールドでは「含む」の「絞り込み」条件を設定できます。

こんなデータを見つけたい!

では、イメージしてください。「備考」(文字列 複数行フィールド)に「現担当者:神山 次郎、前担当者:森 一郎」と入力されたレコードを探したい、でも「一郎」「次郎」というキーワードしか思い出せない場合、どう「絞り込み」しますか?

なお、「備考」(文字列 複数行フィールド) 「含む 一郎 次郎」とした場合、レコードは「絞り込み」できません。

でも、ブラウザ検索のように、文字列 複数行フィールドに関しては、スペース区切り入力しちゃう人が多いなぁという体感です。

NG例:この「絞り込み」条件では目的のレコードにたどり着けません。


そうなのです。これは「一郎(スペース)次郎」という、単語として「絞り込み」されるため、目的のレコードにはたどり着けません。

逆に言うと、「次郎、前担」という「絞り込み」条件なら、目的のレコードにたどり着けます。

~大切~
kintoneの「絞り込み」は、ブラウザ検索のようには利用できません。
文字例(1行)では直感的にできないと理解されている方が多いのですが、文字例(複数行)はできると思われる方が多い印象を受けています。

でも、ユーザー様は、目的のレコードを絞り込みしたいですよね?ではどうするのか?基本機能で解決する方法はこちらです。

以下の条件で絞り込みしてください。そうすると「絞り込み」できます。
備考 含む   一郎
備考 含む  次郎

これなら「絞り込み」できます!

「絞り込み」できない単語を「絞り込み」 

kintoneでは「絞り込み」できない文字の組み合わせがあります。

例えば、日本語単語の一文字「絞り込み」ができません。
また、英単語の部分「絞り込み」ができません。

あるあるとして、自社の「森様」「林様」「金様」の「絞り込み」ができないというお悩みは多いのですが、実はこれをちょっと工夫すれば「絞り込み」できるようになります。

それは入力の工夫です。例えば、「森 達」と入力した場合、「森」が2文字以上の単語にはならず、「森」という文字(単語)で「絞り込み」することができます。英単語の1文字「絞り込み」も同様です。

kintoneヘルプ ~検索キーワード入力時の注意事項~


こんな風に、スペースを間に挟めば1文字の氏名も「絞り込み」きます。

森様を絞り込み。氏名の間は全角スペースでも半角スペースでもOK!
英単語のkintoneのkで「絞り込み」も入力次第!
kintoneのkでアプリ内検索もできます。


絞り込みできない単語を絞り込み プラグインを添えて

基本機能で絞り込みできるのはわかった、でも、入力を毎回分解するのは面倒!そんな時にはExcel、ChatGPT、有料プラグインで回避する方法があります。

・有料プラグインで解決

krewSheet(絞り込み方法がkintoneとは違うので入力時に分解しなくてもOK)

・入力内容を手動で分解で解決

毎回入力者での入力が面倒なら、誰かが1週間に1度メンテナンスしたらいいのです!Excel、ChatGPTなどで文字列を分解して、CSV読み込みをしたらOK!このような文字加工は、一般的に「部分文字列の生成」や「文字列のスライス」と呼ばれています。


=TEXTJOIN("、", TRUE, IF(ROW(INDIRECT("1:" & LEN($A$1))) <= LEN($A$1), MID($A$1, 1, ROW(INDIRECT("1:" & LEN($A$1)))), ""))
Excelで文字列をいいかんじにする計算式はこんな感じです。
多分、もっといいい方法があると思います。
思ったより苦戦したChatGPTのプロンプト。もっといい書き方があるはず。
https://chat.openai.com/share/0b586d78-28be-446e-a45b-07a23959f03d


最後に 「絞り込み」(not 検索)の理由

最後に、「絞り込み」(not 検索)とタイトルに記述した理由を書きます。それはサイボウズさんに対して、用語の統一されている姿に対して、
リスペクトを表現したかったからです。

一覧画面に対しては、レコードを「絞り込み」とkintoneヘルプに書いてあります。そして、アプリ・全体の検索は「絞り込み」ではなく「検索」と書いてあります。

文言統一されたヘルプって気持ちいい!最高!

でも、会話していると、ついつい「絞り込み」ではなく「検索」と
いってしまいますね!私は会話の時に「検索」と言っています!( *´艸`)

kintone ヘルプ 「検索」と「絞り込み」



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