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復帰50年!平和月間 平和学習まち歩きパネル展

沖縄市では、9月1日~9月7日を平和月間と定め、市民団体と共に様々な平和に関する企画を実施しております。期間中、9月5日(月)~9日(金)、沖縄市観光物産振興協会が担当します。場所は沖縄市市役所1階。

沖縄市のまち歩き、約10年。

沖縄市は約10年もの間、まちまーい(まち歩き)を行っています。
コザの街は戦後、基地の門前町として栄え、歴史が色濃く残る街です。
この街をガイドと共に歩き、沖縄や沖縄市の歴史を学ぶことができます。
今でこそ、「多様性」「SDGs」と叫ばれてますが、基地の隣接地としてコザの街はずっと前から多国籍の人々と暮らしています。
私は沖縄市に住んでまだ年数が浅いですが、この「共存」というべきか、「共生」というべきか、迷うところが、特殊な街だと感じています。
お互い、様々な理由があって、生きていくために商売を始めた方もいれば、
地元がコザでずっと住んでいる方もいる。
日本人、インド人、ベトナム人、フィリピン人、なんと50ヶ国以上の国籍の人々が住んでいるのは驚きです。

ゲート通り。週末は多くのアメリカ人で賑わう。

ガイドという、地域資源。歴史のバトン。
沖縄市観光物産振興協会ではまち歩きをするガイドを毎年養成しています。
ガイドは元教諭や、他都市観光ガイド、元バスガイドなど、様々な職種の方が「沖縄市」に興味を持ち、全8回の講座を修了し、沖縄市観光ガイドとして活躍されています。それぞれのガイドさんの個性もこのまち歩きの魅力の一つです。
「コザの暴動」を実際に見たことのあるガイドや、ずっとコザに住んでいるガイドなど、まさに生きる地域資源です。

まち歩きをして何を感じるのか?

まち歩きは主に県外からの修学旅行生が多いのですが、
個人でお申込みされる方もいらっしゃいます。
果たして、まち歩きをして何を感じるのか???
生徒さんたちが感じた感想もこのパネル展で展示しております。
たくさんの生徒さんの感想をいただいておりますが、
印象的な一言をご紹介します。
『やっぱり戦争は終わってないんだな。どうしたら本当に戦争が終わるのか、どうすればみんなが幸せに平和に暮らしていけるのか、考えていきたい』まち歩きを終えた後に、感じてほしいことがきちんと伝わっていました。

そして、思う。
やはり、これは、地元の人々に知ってもらいたい。と。
県外から来た修学旅行生が学んでくれることはとても嬉しいことで、
それにプラスして地元の方がコザを知り、コザを語り継いでいく必要がある、そう思い、例年のパネル展より、キャッチーな展示になるよう心掛けました。
パネル展を見て、「平和」や「戦争」について話をするきっかけになるといいなと、願いを込めました。

今と昔の写真で復帰50年の50をモザイクアート風にしました!

新聞に改めて、注目。

この「50」の左横にある、琉球新報さんの紙面、これがまたすごいのです。
何がすごいって、復帰50年の紙面を50年前の紙面と同じ構図にしてあるのです!そして、50年前の見出し「変わらぬ基地 続く苦悩」が今も解決されていないということに胸を締め付けられました。
沖縄の地元の書店では「戦後新聞」というものが販売されています。
この情報もガイドさんが教えてくれました。
改めて、いろいろな新聞に目を通すと、今も残されている課題がとても多いです。

平和月間、みんなで「平和」について考えてみませんか?

9月9日(金)まで、沖縄市役所のお近くを通った際はぜひご覧ください。



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