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モロッコでの生活〜ホームステイ編〜
2015年3月、青年海外協力隊•障害児者支援隊員としてモロッコへ。
あれからもう5年。月日が経つのは早いもんだなぁ〜
そして忘れるのも早い!
帰国して3年。今更ながら思い出に浸りつつnoteに書き留めていこうと思います。
濃密な70日間の訓練を終え、期待に胸を弾ませいざ出発。
着陸前に見たどこまでも広がる赤土の大地。あー、ついに来た!と高鳴る鼓動。今でもよく覚えている。
首都ラバトは、私が想像していたよりはるかに近代的な街だった。
そこで1ヶ月近くのホームステイと現地語ダリジャ(アラビア語モロッコ方言)の勉強をすることになる。
訓練所でみっちりフラ語を学んだけれど、まだまだ幼児レベルなわけで、、、
その幼児レベルのフラ語力で、今度はダリジャの学習が始まる。この落ち着かない真っ赤な部屋でww
結局覚えたのはあいさつと果物と野菜の名前。
それから、アラビアネームをもらった。
命名 Marwa マルワ
名前だけですっかりモロッコ人になった気分♪
2年間この名前で過ごすことになる。
ステイ先は、マダムスアードと家政婦ファティマの2人。(モロッコの家庭は複雑で謎が多い)
マダムは働く女。夜遅くにしか帰ってこないので、私の面倒はファティマが見てくれる。が、彼女はダリジャしか話さない。私はまだダリジャが話せない。
学校から帰宅するとソファに寝かされ、なぜかホラー映画を見せられる。ビビる私を見て喜ぶファティマ。これ、毎日の謎のルーティン。彼女なりのコミュニケーションだったのだろう。憎めないファティマ♡
ホームステイ期間中一番の変化と言えば、巨大化した身体。1ヶ月弱で10kg増。。。
止まることを知らない私の身体。何故??
それはモロッコの食生活にあった。
1日4〜5食、粉•砂糖•油のオンパレード!
野菜はピザの具だけね!
朝は甘〜いコーヒー(もはやコーヒーとは言えない黒色のドロっとしたもの)、油たっぷりのクレープ風のパンに蜂蜜とバター(追い脂)
最初はオエーッてなってたけど、不思議なことに慣れるもんなんだね。恐るべし順応力。
血糖値急上昇の朝食で1日のスタートを切る。
昼はだいたいパンとポテト(炭水化物祭り)
帰宅後のおやつ(日本ならば夕食の時間)に、またしてもパン。もしくはクッキーと、甘〜いミントティーか甘〜いコーヒーの二択。
夕食(日本ならば寝る時間)ここにきてガッツリフルコース。サラダ、スープからメイン料理。(もちろんパンと共に)食後間もなく就寝。
毎日がこんな食生活で「空腹」ってなんだっけ?朝から晩まで胃もたれ状態。拷問の域。
そりゃ巨大化するわ。🐖🐖🐖
語学の先生、「お腹いっぱい」を1番に教えてくれたらよかったのに〜。
そんなこんなで約1ヶ月の首都滞在は目まぐるしく終了。語学訓練のためのホームステイだったはずなのに、成長したのは身体だけ。
本番はこれからなのに大丈夫か?
不安を抱えつつもいよいよ任地へ!
つづく
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