🔫「SPY×FAMILY」=「ガラピコぷ~」
SPY×FAMILY
少年ジャンプ+で連載されているマンガだ。
ジャンププラス自体は活用しているが
読んではいなかった。
少し時間が空いたので、
Netflixのアニメ版をみた。
https://www.netflix.com/title/81511410?s=a&trkid=13747225&t=cp&clip=81593318
人間理解
二話くらいまで見た。
ギャグ作品かなと思った。
三話目みた。
四話目みた。
ギャグ要素は確かにある。
でもそれだけじゃない。
人間理解の作品だ、
これは!
と思った。
そして
何か別の作品を想起させるように感じた。
なんだろう。
そう、
このまえ終わった
ガラピコぷーだと思った。
ピコニコピコニコ
ガラピコぷーは、
人間とは、
相互理解とは、
人は分かり合えるのか、
分かり合えたという結果を出さなければ
関係性は築けないのか。
という人間理解をテーマにした
骨太の子供番組である。
(私的理解)
自由気ままなハリケーンうさぎと、
ナイーブな狼と、
相手の気持ちが理解できないロボットの
三者が織りなす教育活劇である。
みんなコミュニケーションに難がある。
ときに相手を傷つけ
ときにすれ違う。
理解のための努力と当て推量
でもそれで終わりではなく、
どうにか理解しよう、
相手はどういう気持ちなのだろう、
という推量をしながら
関係性を築いていく
そんな話だ。
ただし、
決して理解した!という極地には至っていない。
ダニングクルーガー効果的にいえば
完全に理解したという極地なのかもしれない。
(この例えは分かりづらいな)
この作品
(まだガラピコぷーのことを言ってる)
を見て思うのが、
重要なのは理解したという結果ではなく、
理解しようと努力して
腐心して失敗して、
だけども少しだけ
理解に近づいたのかもしれない
という過程。
その努力した過程それこそが価値というか
得難いものと言えるのではないだろうか。
ということで
スパイアンドファミリーに戻る
これもそうだよ。
自他の欠けている点や
足りないところがあることを
飲み込んで省みて、
相手を理解しようと努める。
結果として
理解できているわけでも
ないのだが、
分かろうと苦心している
その過程がめちゃくちゃ尊い。
四話で泣く
アーニャの能力というのは
エスパー的に描かれているのだが、
現代社会の現代人の暗喩というかもはや勅諭で、
人の気持ちを察してしまう人
気にし過ぎてしまう人そのもの。
ロイドやヨルも
現代社会現代人への
激メタファーみを感じる。
スパイアンドファミリー。
いい作品。
あと、
普段当たり前に感じ過ぎて
忘れそうになるが、
役者(声)の方々みんな演技うますぎ。
過不足なく素敵な演技だ。
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