コテンラジオ 宇喜田秀家回→先祖崇敬の構造的妙
コテンラジオ 番外編 宇喜田秀家 前編
コテンラジオ、宇喜田秀家回
全然知らなかった武将。
有名どころではないなーという
歴史弱者思考で聞いていたが、
最後の回に大きな学びがあった。
合理を外れる利
宇喜田秀家は、
関ヶ原の前の騒動において
かつての家臣をまんまと奪われ
関ヶ原の合戦に敗れた。
捕縛されれば死罪のなか
辛くも逃げ回る。
薩摩藩島津氏に助けを求める。
島津家は合理的ではない選択をする
という深井さん説おもしろい。
合理を外れることの利を感じる。
怠けるアリ、集団から外れるもの、素数ゼミ(ちょい違う?)
を感じる。
死罪想定→島流し
島津家の嘆願が実り、
死罪は回避する宇喜田秀家。
しかし、
東京都八丈島に島流しになってしまう。
そこで持ち前のスキルの発揮や、
開墾、
妻である前田家の支援を受けながら
生き延び、
八丈島にて繁栄することができる。
現在
宇喜多家と前田家が
時間や距離、
そして社会情勢という壁を乗り越えて
宇喜多家の墓前にて邂逅する。
(墓参りイベントがあったらしい)
これに先祖を崇敬する文化の面白さを感じる。
どうにも先祖を尊重する信仰というのはを
ドライに感じてしまう。
しかい、今回でいうと
その先祖崇敬の文化や履行が無ければ
こうして270年たった今、
宇喜多家と前田家が巡り合うことは無い。
先祖崇敬という構造が生む遠い遠いつながりに
ポジティブな要素を見た。
遠くをつなげるために
先人が作り上げた習慣がすごい。
生物学的には大勝利
番組でも言っていた、
生物学的には大勝利という評価軸がおもしろかった。
どうしても目の前の戦で勝つことに腐心しがちだが、
評価軸を変えればそこに固執する必要はなくなるし、
本当に後世の人からどう評価されるかは分からないものだ。