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ガラピコぷ~。許容と成長と押し付けの無さ

2021年度とともにガラピコぷ~が終わった。

脚本家の山中隆次郎さんのTweet:

最終回YAHOO記事:

ガラピコぷ~の最終回。
というかおもに
その前の回と前の前の回見た。
悲しい。

別シーズンのと比較検討したわけではないが、
いろんな要素があり非常に楽しい作品と思えた。
もちろん、子育ての苦楽との伴奏という感慨もあるのだろうが。

許容と成長

許容と成長という概念がとても共感できた。
他者と自分は違う、
自分の感性と合わないものがある、
価値観が合わないときがある、
こうして欲しいのにこうしてもらえなかった、
といって反発が生まれる。

そんなときに、
ちょっと待てよと少し冷静になる、
そしてお互いにお互いに分かり合おうとする。
(でも多分本質的には分かり合えていないのだろうと思う)

でも分かり合おうとした気持ちが通じ、
分かり合うことに近づく。

そういった他者という
ある意味で言えば異物を言えるものを
許容しようという要素。
それが素敵に思える。

その流れにより精神的な成長も見える。
ダメな自分や嫌いな自分を肯定すること、
肯定をしたうえで乗り越えていこう、
成長していこう、という
前向きな意思を感じる。

理解し合えない他者という概念を理解し
いかにそれを乗り越えていくのかという
人類全体の積年苦心の道筋が見える。

終わるときにとても切ない気分になった。

異常回

たまにある異常回も好き。

例えば、ガラピコの燃料は水なのだが、
或るものを入れると暴走してしまう。

そのガラピコの暴走っぷりが、
とてもくるっていて好き。

日常が暗転した非日常のような。
祭でいうと新世界でのセルフ祭のような不穏さ。

そのギャップが好き。

何十年ぶりかのノスタルジーな感覚、
とても深く刻み付けられたように感じた。
(故郷という概念とは違うけどね)

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