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新しいフライパンを買ったらオムライスを作ろう

世の中にはたくさんのフライパンがある。
ワンコインで買える安物も、手を出す気にならない高級品も、素材もコーティングも選択肢はたくさんある。

手抜きズボラ主婦が求めるフライパン、それは手入れが楽で長持ちしてくれるもの。

鉄のフライパンは管理しきれない自信があるので、お弁当用にたまご1個でたまごやきが作れる小さなものを1つだけ使っている。
高級品の事は知らないが、なんたらコーティングのフライパンは劣化するもの、と思っている。消耗品だ。鍋としての機能は残せても、焼いたものがつるんと綺麗に出て来てくれる状態はだんだんと変化していく。気をつけて使用し洗っていてもいつのまにか傷がついたり加工が剥がれたりしてしまう。

なので私はお安いめの物を半年から1年くらいの単位で買い替える。今のフライパンはちょうど1年前くらいにここに引っ越して来てすぐ買ったもの。最近錦糸たまごがうまく焼けない。真ん中の傷に引っかかりができ破れてしまう。大好きな冷やし中華を作る行程でもうがっかりしたくない。油も増やし過ぎたくない。

たまごが綺麗に焼けてくれるか、私のフライパン買い替え基準はここのようだ。

振り返れば、新しいフライパンがやって来ると必ず夕飯がオムライスになる。1番つるつるの状態で1番綺麗に焼きたい。美しい黄色のラグビーボール型キャンバスに赤い文字を書きたい。(我が家では昭和のオムライスしかオムライスと呼ばない)

まずは旧フライパンでチキンライスを作り、次に新フライパンでたまごを焼きそれを合わせることによりオムライスとなる引き継ぎをする。旧くん、今までありがとう。新くん、これからよろしくね。
日を改めて餃子、そしてお好み焼、もちろん目玉焼きも堪能するし錦糸たまごも滑らせる。まるで儀式のように綺麗に焼けたら嬉しいものが厳かに続く。

気持ちよく焼いて、気持ちよく書いて、気持ちよく食べる。
新しい道具の費用対効果は料理の意欲に対して、絶大だ。

#フライパン
#オムライス


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