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好きなことを仕事に!は正解なのか

【AI好きなワーママ】キャリア迷走記1

「キラキラした職場で、バリバリ働きたい!」

そう思って就職した大企業。
でも実際は、理想と現実のギャップに苦しみました。

今回は、noteを始めて3カ月ながらやっと。
自己紹介を書かせてください。

「キャリア迷走記」と題して、新卒での就職と初めての転職という、私の人生における大きな転機(失敗?)をお話しします。

大企業に入社!でも現実は…

201X年、就職氷河期と言われた時代。
50社以上のエントリーシートを書き、リクルートスーツで1日3社以上の面接をこなす就職活動の末に、希望業界ではありませんが、”日本の大企業”と言われるところに入社することができました

運が良く、本社のまあエリートと呼ばれる部署への勤務。安定志向の親も大喜びで、私も憧れのキャリア生活を夢見ていました。

きれいなオフィスでした

でも実際に配属された部署は、想像とはかけ離れた世界でした。

「はあ~、またXX課長に昨晩飲みに誘われてさ…」

休憩時間になると、決まってこんなため息やグチが聞こえてきます。

また、集中して仕事をしていると、突然どこからともなく怒鳴り声が。
振り返ると、ロッカーを蹴って威嚇しながら部下を叱責する課長の姿
私の直属の上司である課長は、ただひたすら昇進のために数字を作り込む日々を送っており、少しでもうまくいかなくなると怒鳴り散らしていました。

「すべては出世のため」

その課長の1日は大体こんな感じ。

・朝から上司へ挨拶とご機嫌とりのために別フロアへ
・終わるとお昼までYahooニュースをチェック
・午後は再び上司の機嫌取り
・夕方になるとやっと部下に指示出し
・指示が遅いせいで残業する部下を飲みに連れ出す

月末になると、「もう17時の定時を1分過ぎたからさ、この数字は来月だよね?(そのほうが数字がよく見えるから)」とかなんとか、グレーな指示が飛んでくるのです。

郷に従おうとした日々

社内の同期のグループLINEには、毎週のように合コンのお誘いが流れてきます。
同期の女子たちは、もちろん全員ではありませんが、「高スペックの人と結婚する!」ことを目標に一直線で、綺麗な子も多かったです。

当時は今と比べると、まだまだ転職が一般的ではなく、「新卒で入社した会社で定年まで働くのが真っ当な生き方」という空気が強かった時代。
私も必死で周りに馴染もうと、週2回の合コンに、習いごとかのように参加していました。

心からやりたい仕事ではない。
合コンも、明日忘れる軽い会話ばかりで楽しくない。

どちらのモチベーションも上がらず、会社での評価は低迷し、お付き合いする人もいない。
毎日家を出る前に、心を引き出しにしまって、身体だけ満員電車で運ぶような日々でした。

そんな中、会社で唯一ほめられたのが営業成績
営業は本来の業務ではありませんでしたが、サブタスクとして割り振られていました。
心から良いと思えるサービスだったため、お客様におすすめするフレーズや、よくある質問とその回答集を考えたら、勝手に自身の数値目標をたてたりと、自然とやる気が湧いてきたんです。

こういう仕事ならワクワクするかも!

数値目標が明確で、自分が本当に良いと思えるものなら、頑張れるかも。 この気づきは、のちの私のキャリア選択に影響を与えることになります。

転機は、ポジティブな同期の一言

ある日、いつもアクティブで前向きな同期が言いました。

「会社を辞めることにしたの!
 3年頑張ったし、やりたいことをやる!」

その瞬間、私はハッとさせられました。
同期のそのことばが衝撃的すぎて、その時のお店の照明の雰囲気やテーブルまで思い出せるくらい。

「そっか、会社を辞める選択肢もあるんだ」

それからは、安定志向の親には内緒で、毎日こっそり転職活動を始めました。

実家に住んでいたので、帰宅したら部屋に閉じこもって自己分析をして職務経歴書を書きました。
あとは、断れない合コンは出会いの場ではなく、業界と会社研究のヒアリングの場と化していました笑

その後は、仕事が終わると急いでリクルートスーツに着替えて面接へ。終わったら親に就活がばれないようにまたオフィスカジュアルな通勤服に着替えなおして帰宅する生活。

久しぶりにメラメラと闘志が湧いていました。

憧れの業界での挫折

「好きなことをやる!バリバリと働く!」

その一心で、憧れの業界に転職。
若さゆえに給与や働き方は二の次で、とにかく好きな業界で、自己成長できる環境を求めました。

でも、そこは想像以上の過酷な環境だったのです…

デスクにはレッドブルと缶コーヒーが常備され、慢性的に睡眠不足な同僚たちはとてもエモーショナル。
熱い議論は日常茶飯事

議論というより子どものケンカ・・・

営業先からの帰り道は、私の言動に怒り狂った先輩が蹴り飛ばした三角コーンを避けたことも。
あ。わたし、運動神経だけはまあまあいいんです←

でも避けたらもっと怒ってました。

そして、週末出勤と代休なしは当たり前の世界。
36連勤したことも。

すると、1年が過ぎたある夜に涙が止まらなくなり、出張先の地方であてもなく、夜道を数時間もただただ徘徊することに。歩きながら「これは続けられない」と、決心。心身ともに限界を迎えてしまいました。

でも、この時期に得た経験は今でも私の糧となっています。
とにかく一刻でも早く帰りたいので身に着けた基本的なエクセルやITスキル、誰にも教えてもらえない環境で情報を集める力、そして何より打たれ強さ。
これらは、その後のキャリアで何度も私を助けてくれることになります。

振り返ると、この頃から時短が好きで、いまも生成AIをコツコツ使って楽しんでいるんだろうなと思います。

理想の仕事って

憧れの業界へ転職したものの、給与体系や働き方を考えないなど、若さゆえもありますが現実を見失っていた部分も多かった1度目の転職。
でも、この経験があったからこそ、今の私があるのだと強く感じます。

好きなことを仕事にできる人は本当に素敵です。
でも、私にはその「好き」が全然足りなかった。
そして、給与や仕事以外の時間、一緒に働く人や環境も同じくらい重視したいのだと気づきました。

もし続きを読みたい!
と思っていただける方が一人でもいれば、
無職期間や2度目の転職での苦戦、結婚という選択肢を考え始めた時期について、また不定期でお話しさせてください。

つづく


いつも、読んでくださりありがとうございます。
スキ!やコメントが励みになっています。

これからも忙しいママたちに、 明日からマネできるヒントを発信しますので、また読みにきていただけると嬉しいです😊


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こゆり|AI使って定時退社するフルタイムママ
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