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夫とAI、どちらが優秀?

「夫より、AIのほうが優秀なのでは…?」

毎日コツコツとAIを使って、時短や効率化に励んでいます。

すると、AIへの指示出し(プロンプト作成)も上達してきたわたし。

最近こんなことをふと思うことが増えました。

「夫とAI、どちらが優秀なんだろう」


Chat GPTを積極的に使う企業が増えてきた中、

夫に対して、同じように不安を抱いたことがある方もいるのでは?


こんばんは
AIを使って時短コツコツ時短にはげむワーママ、こゆりと申します。

最近話題、Amazonでも品薄状態のこの本をヒントに、
今週も行動に移してみました。

著者は、先日の東京都知事選で初出馬、健闘された起業家/AIエンジニア/作家の安野貴博さん。


一週間続けた、具体的な行動やその結果について詳しく書いていきます。

さて、夫とAIの勝敗はいかに。
最後に書いているのでぜひ読んでみてくださいね。

このnoteが、仕事や育児で毎日忙しいママさまたちへのヒントや、行動のきっかけになれば嬉しいです。

<このnoteがおススメな方>
「平日の育児って全部わたしの仕事なの?」
「何回も言っているのに…」
「仕事休めない?!今日は東京ドームでソロライブでも?」
…と、一度でも夫に対して思ったことがある方
Chat GPTを使ったことがあるAI初心者の方


はじめに

この本は、内定辞退させられた女子大学生が、ひょんなことからAIを使ったスタートアップ起業をする、という物語。

スタートアップを目指した起業のざっくりとした流れや、
新卒で大企業に入社した際の通例行事あるある、
AIについても初心者でもわかりやすく丁寧にかかれていて、
さくっと読みやすい文体です。

実際に、読み進めるうちにハッと気づきを与えられることも多かった!

その中でも特に、面倒なこと・人間も問いかけ次第・プランBの3つをヒントに1週間行動に移してみました。


1.面倒くさいことはAIに任せる

AIを始めるときの最初のコツは、
「面倒くさいことはまずAIに任せてみる」ことです。

面倒くさいこと=単調だったり、自分が苦手な作業であることが多く、仕事でもプライベートでも、
一瞬手がフリーズしてしまうことをAIに指示してみるのがおすすめです。

具体的な例をいくつか挙げてみます:

• 文面や表現のブラッシュアップ

簡潔でわかりやすい文章を意識すると、
どうしても、言い切る必要が出てきて、
言葉の印象が強くなりがちです。

そんなときは、AIに
「〇〇と相手に伝えたい。柔らかい表現で5つ案を出してみて」
と指示してみてください。

提案された5つの表現の中から、
最も自分の言葉に近いものを選んで、
(あるいは組み合わせたりして、)
メール文面や資料を作成すればOK。

簡単ですし、こなれた文章が作れます。
毎度でなくとも、ここぞ!という場面に使ってみてください。

• 情報収集とまとめ

仕事上、調べてまとめたり、それらを報告する作業が多いのですが、
検索して正しい情報を判断する時間が結構かかっていました。

1か月ほど前から、Perplexity(※)を使って、
「〇〇について高校生にでもわかるように簡潔にしてください。△△文字でまとめて教えてください」
というように指示しています。

ネット検索したときに、
上位検索結果からひとつずつ見ていく作業、
それらの情報を簡潔に要約する作業を一気に担ってくれるので、確実に時短になりました!

※ Chat GPTと似ていて、質問すると、インターネット上の情報を検索・分析して回答してくれるAIツール

2.夫にもAIに問いかけるように丁寧に!

この本の中では何度か、主人公の松岡が、AIを恋人に見立てて教育する様子が描かれています。

松岡は、丁寧に指示を出し、フィードバックや訂正を行うことを数年続け、自分好みの”AI彼氏”を育成しています。

これを読んだときに、ふと「AIにこれだけ丁寧に伝えているのに、私の夫への伝え方は漠然としているのではないか」と、気づくきっかけに。

そこで1週間、夫にも同様のアプローチを取ることに。
AIのプロンプト(※)を意識して、丁寧で具体的な伝え方を実践しました。

「プロンプト」というのは、AIに何かをお願いするための「指示」や「質問」のこと。


例えば、息子を散髪に連れて行ってほしいとき。

息子の髪の毛が目にかかっている様子を見せて、「土曜日の午前中に散髪に連れて行ってほしい」とお願いしました。

「土曜日は混んでいるから、待ち時間も長いかもね。お腹空かないように時間を考えないとね」という情報も添えて。

すると、「OK!」と素直な反応。

土曜当日も、息子のおひるねとお昼ごはんの時間を計算しつつ、スムーズに散髪に連れて行ってくれました。
なんと、自ら息子がぐずったときのための、おやつも準備(感動…!)

息子の新しい髪型も、以前よりスッキリ。
(すぐ伸びるので、もう少し前髪を短く切るよう理容院で伝えてくれればよいのに、といつも思っていました。)

おそらく、この気づきを得る前の私なら、
「そろそろ散髪に連れて行ってきて」と依頼していました。

”そろそろ”は、夫にとっては2週間以内かもしれませんし、
具体的に髪型をどうしてほしいのかを伝えていません。


息子と過ごす時間が少ない夫にとって、
お昼ごはんやひるねなどのルーティンを計算することも、
難しいだろうな、と先回りして伝えたことも功を奏しました。

AIと同じように、人間にも丁寧で具体的なコミュニケーションが重要。
と、当たり前のように聞こえるかもしれませんが、忘れがちなことを思いだすことができました。

感情的にならずに丁寧に説明することで、夫とのコミュニケーションが改善することを実感しました。

3.常にプランBを持って動く

この本の中で、仕事の鬼のような上司が主人公に最初に伝えるのが
「常にプランBを持って動く」ことです。

プランBとはつまり、「最初の計画が上手くいかなかったときの代替案」ですが、
恥ずかしながら…復職してから、少し忘れかけていたこのビジネスの基本を思い出しました。

この1週間、常に意識して行動したところ、次のメリットがありました。

  • 心のキャパシティ:代替案があることで、精神的に余裕が生まれる

  • 落ち着いた行動:想定外の事態にも慌てずに対応できる

  • 軌道修正の速さ:計画が上手くいかないときの初動が速くなる

例えば、仕事のある案件でポジティブな反応を得ていたにも関わらず、突然断られる事態が発生したのですが、

事前にプランBを考えていたおかげで、すぐに別のアプローチに切り替えることができ、最終的に案件を取り戻すことができました。

まとめ

AIを活用することで、単なる作業の効率化だけではなく、
夫(人間)とのコミュニケーションがスムーズになるなんて!

良い意味で期待を裏切られた本でした。

この本で登場するAIたちは、どこか人間らしさをもっていて優しいんです。こういうのが、著者が目指す未来だったり、AIと人間の関係性なのかな、とも思ったりしました。


また、実は夫とのコミュニケーションの例ではもう一つあり…

夫は以前から、サプライズでプレゼントをしてくれる人なのですが、最近頻度が減ったなと感じていました。

コミュニケーションが円滑に進み、会話も増えていた中で
「久しぶりにスパークリングワインが飲みたい」と何気なく伝えてところ、数日後に買ってきてくれました。

夫からは「最近プレゼントしても喜ばないから、要らないのかと思っていた」と。

次から気持ちを伝える努力もしていきたいと思います。


人間もAIと同じで、丁寧に具体的に伝えないといけないんだなと感じました。特に家族間のやり取りでは、言葉の曖昧さが誤解を生むことが多いのかもしれませんね。

…ということで、
今回は私が夫に求める「優秀」の定義を
「私の気持ちを汲み取る」とすると
夫 vs AI の勝敗は、夫に一票としたいと思います。


いかがでしたか。

どれも明日からはじめていただける小さな一歩なので、
ぜひチャレンジしていただき、みなさまの行動を変えるヒントになれば嬉しいです。

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