ウェディングドレスと機関銃~初恋の話~
幼稚園時代のお話です。
私はよくチラシの裏側に絵を描いていました。
ある日、当時好きだったコウイチくん(仮名)と私の絵を描きました。
描いたのは、こういちくんがタキシードに身を包み、私がウェディングドレスを着ている姿。
「これ、コウイチくんにあげるの!」
と幼稚園バッグに入れ、翌日ルンルン気分で登園。
しかし、いざ渡そうと思うと、急に恥ずかしくなってしまいました。
何を思ったのか、私はそれを担任の先生に見せました。
すると先生が
「コウイチくんちょっと来て」
と呼んでくれました。
「これね、Mapleちゃんが描いたんだって」
先生が伝えると、こういちくんはその絵をすっと取っていってどこかに行ってしまいました。
おぼろげな記憶ですが、確かこんな流れだったかと。
にしても
重い!
ウェディングドレスを着た絵を渡されるのってなんか重いですよね?
相手の気持ちも確かめていないのに、私たち結婚するよね!っていう圧力。なんて言うんでしょう…
内気なくせにすごく攻めている!
我ながら大胆なことしたなぁ。と思い出すたびに恥ずかしくなるエピソードです。
そしてコウイチくんにまつわるエピソードがもう一つ。
幼いながらに格好いいなと思っていたコウイチくん。ある日、コウイチくんが教室で機関銃を放つふりをしながらUrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrと口から効果音を出していました。
なんだあの音は?!声ではない音?
か、格好いい!
あの音、どうやって出してるんだろう…
これが私の人生における巻き舌との出会いでした。
そして、巻き舌練習が始まります。
しかし、なかなか思うようにはできません。
ルルルとはやく言ってみたり、舌を突き出して息を吐いてみたり…
試行錯誤していると、ふとした瞬間、
Urrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr
できた!巻き舌ができたのです。
カ・イ・カ・ン
(薬師丸ひろ子さんでも橋本環奈ちゃんでもお好きな声で脳内再生してください。)
愛した〜男たちを〜思い出に変えて〜♪
~完~
この記事について
前回、巻き舌にまつわるエピソードを投稿しました。
そのコメント欄にて、greenTさんから「MapleさんがやっちゃったRの舌巻き発音(Urrrrrrみたいなの)ができないので、ちょっと羨ましいです」というコメントをいただきました。(文中の巻き舌音の再現はgreenTさんが使用された表記を参考にさせていただきました。)
そして、ふと私はどうやって巻き舌ができるようになったんだろう。と考えたところ初恋の人 コウイチくんがやっていたことがきっかけだったことを思い出しました。
ついでに、ひらめいちゃった「カ・イ・カ・ン」。これが言いたくて記事にしました。
ここまで読んでくださったみなさん、私の悪ふざけにおつきあいいただきありがとうございました。
では、この辺でさようなら〜
あ、
さよならは別れの言葉じゃなくて〜♪
またお会いしましょ~!!
お読みいただきありがとうございました。