2024年お気に入りのUTAUオリジナル曲について
この記事はobscure.さんの企画「#ボカロリスナーアドベントカレンダー2024」の参加記事です。
私は本会場の本日2024年12月13日分の担当です。前日は海鮮焼きそばさん、翌日はみせいねんさんです。
第2会場もあります。
こちらにも私は参加していて2024年12月3日分を担当しています。自分の「好き」を言語化しようとしたら思わぬ形で自分の問題と向き合うことになった話について書いています。
はじめに
初めましての方は初めまして。そうでない方はお待ちしておりました、小雪(こゆき)です。ボカクラや即売会にいることが多くてUTAUオリジナル曲が好きです。
UTAUオリジナル曲の全曲チェック2年
2022年12月1日からニコニコ動画でUTAUオリジナル曲を全曲聴いています。今月でちょうど2年になりました。思っていたよりも長く続けられていて嬉しいです。全曲チェックをしていくなかで出会った今年のお気に入り曲を紹介したいと思います。
2024年特に好きになった曲
敬称略・投稿順です。
スクランブル:Allegro/於菟
2月投稿の曲でちょうど春前の時期に聴く「春になったらとみんな言うけど春になったって何もないんだよ」の歌詞に心を打ち抜かれました。どうやったらこんな言い回しを思いつくのだろうと衝撃的でした。歌詞を目で追わなくてもはっきり聞き取れるぐらい明瞭に歌い上げる闇音レンリの歌声が耳にとても心地いいです。
dirge/けの
だんだん高くなりそして落ちる緩急のあるメロディーが好きです。高音と低音の混ぜ方と言うのか織り交ぜ方が好きです。メロディーの展開に注目していつも聴いています。どこに連れていかれるのかわからない感じがわくわくして好きです。高音が耳に優しくて聴きやすいです。聴いていると重音テトがそこにいて歌っているのじゃないかと思います。
セーラー服に囚われる/禾口*
もう最初の「連れてってセーラー」で心をわしづかみにされます。突き抜けるようなまっすぐとした重音テトの歌声が印象的です。ためらいなく歌い上げる様に惚れ惚れします。駆け抜けていくような疾走感があって聴いていてとても心地いいです。目を閉じるとセーラー服の襟が風にたなびく様子が思い浮かびます。
街を反芻する/婦人
追いかけて重なっていく重音テトの歌声に身震いします。音が重なって広がっていくのがとても耳に心地よくて何度も聴いています。音に包み込まれるようだと思います。街を散歩しながら歌っている重音テトのイメージがあります。曲の速さがちょうど人が歩くのと同じぐらいだからそう感じるのかもしれません。
ハル/左雨智郎
聴いていると重音テトが生きている、と思います。この重音テトの歌声がとても好きです。UTAUらしい歌声だと思います。重音テトSVとはまた違うUTAUの重音テトだけの歌声です。曲には青空のイメージがあります。目に染みるどこまでも広がる青空がこの重音テトの歌声に似ていて思わず大きく深呼吸したくなります。
UTAUは生きている
UTAUの最大の魅力は時にどこか機械を感じさせる歌声だと思っています。UTAUは生きています。少なくとも私がその歌を聴いている瞬間だけは確実にUTAUは生きていると思っています。
2つの聴き方
5曲中4曲はUTAU重音テトの曲でした。私の一番好きなUTAUは重音テトです。今回多くなったのは偶然ですがやはり好きなUTAUの歌は印象に残りやすいのかもしれません。感想を書いていて曲によってメロディーを聴いている時と歌詞を聴いている時があって聴き方が微妙に違う気がしました。メロディーを聴いている時は歌詞はあまり頭に入ってきません。逆に歌詞を聴いている時はメロディーよりも言葉の印象が強いです。聴き方は複数ある方が楽しめる気がするのでこのまま続けてみます。今後は意識的にこの2つの聴き方を切り替えられたら面白いなと思います。
おわりに
2024年の私のお気に入りUTAUオリジナル曲を5曲紹介しました。今回は私が特に好きで全曲聴いていないと知ることのないような曲を選んだつもりです。この機会にUTAUオリジナル曲を聴いてもらえると大変嬉しいです。音楽って、最高ですね。