「とりあえず」でフラれた(?)話から、夫婦の在り方を考えてみた
かつてわたしが婚活アプリで婚活に躍起になっていたころのお話。
26歳の春、3年付き合ったクズ男を捨て、28歳までに結婚する!と意気込んでいました。(こちらのお話 ☞ ②26歳 婚活に燃える)
20台後半だったので、婚活アプリでは何もしなくても、日々【いいね】が届く状態。
よさげな人と片っ端からやり取りをして会う、を繰り返していました。
LINEでは饒舌やのに、いざ会うと全くしゃべってくれない人や、
こいつ、言ってることとやってることちゃうな…って会うとわかる人、
LINEでは真面目過ぎて面白くないと思ったけど、会ってみると面白い人…
いろんな人がいたので、わたしはもっぱら、【まずは会いたい派】でした。
プロフィールでも【まずは会いたい派】の項目にチェックいれてました。
それを前提として、ある人とのやり取りのお話、聞いてください。
その人とも、【いいね】のマッチングをして、やり取りをはじめました。
当たり障りなく、ご挨拶とともにプロフィールの情報をなぞりながらお互いに少しやり取りしたところで、
「ひとまず会って話しませんか?」
と、わたしから切り出しました。
その人も【まずは会いたい派】にチェックをつけていました。
すると、今までテンポよくキャッチボールしていたやり取りがトーンダウン。
「なにか気に障ること言ってしまいましたか?」
と尋ねると、
「【ひとまず】とか【とりあえず】みたいなことを言う人間は信用に値しない。
そんな適当に仕事するような人間とは無理。
俺は緻密に組み立てていく細かい大変な仕事をしているから。」
と言われました。
それまでのやり取りとは一変して強い言葉が返ってきたので、
「【適当】のつもりで【ひとまず】って言ったわけではないけど、そう捉えて不快に思わせてしまったなら、ごめんなさい。」
と、一旦受け取り方のすれ違いを解こうとしました。
すると、
「思ってもないのにごめんとか言わなくていい。響かへん。」
と返事が返ってきて、ブロックされてしまいました。
ずっと一緒にいたいと思える人と出会いたい。
と、最初は意気投合してたのに。
というか、お互いの最終目標は同じものを指していたはず。
ブロックされてしまったから、反論する機会はもうないし、そもそもこの人との勘違いをすり合わせて関係を作っていこうという気持ちはありません。
でも、たまにこのことを思い出して、「意図したものと違う内容で捉えられ、こじれたら…」と思い、コミュニケーションをためらうことがあります。
勘違いを生んだのは、わたしの言葉が不足していたから、という部分は、改善できる部分なので、あれ以降は特に気を付けるようにしています。
でも、ひとつの言葉で、すべてを否定したあの人もどうなん!?と思うので、もう5年ほど経っているものの、たまにイラっと思い出すので、ここで反論して消化したいと思います。
わたしの仕事はざっくりした指示から、早急にたたき台を作って、そこから最終的に理想の形にすり合わせていく役割。
私の仕事の最初の部分を切り取って「適当」と決めつけるなら、私から言わせればあなたの仕事は「ちまちま」と決めつけるけど、それを言われてどう思う?
求められているものが違えば、やり方も違うのは当然じゃない?
それを、いろんなパターンを想像することも無く、自分のやり方のみが正義。そうじゃない人は信用に値しない。って言う人の方が、私は無理。
自分と全く同じじゃないとダメみたいなので、【全く同じ人】が見つかるといいですね。
私は、違うという前提のもと、関係を作っていきたいので、こっちから願い下げじゃ、ばーか。
…最後、取り乱しました。失礼。
あーすっきりした。なんかたまに思い出してはイライラしたりモヤっとしたりしてたんですよね。
そもそもわたしは、【人はそれぞれ違う、という前提は同じ。】という考えです。
共感はしますが、「全く一緒!」と【一緒探し】する人は苦手。
違うからこそ、話を聞いていて面白いし、たまに見つかる【一緒】が嬉しい。
女子特有の「一緒じゃないと友だちじゃない」に馴染めずに、中学生くらいまでは一人で過ごすことも多かったです。その子たちからすれば、わたしは「わけわからん、なんやあいつ」でしょうね。
それはそれでいいんです。違うんやから。だから押し付けんといてほしい。
大人になって、あの時の気持ちを分析できるようになりましたが、あの頃はしんどかった。
夫ゴリラも同じようなスタンスで、違いを面白がってくれます。
「俺の考え方のみ正義!他は認めん!」という人でもありません。
もちろん、一緒で嬉しい部分もたくさんあります。
夫もわたしも、恋愛相談を受けることが多いですが、
付き合い初めに「彼とは〇〇も△△も一緒で、こんなに合うなんて、運命やと思うねん!」と言う友だちは、「✖✖が受け入れられへん。あんなに合うと思ってたのに」と言う、
というのはあるあるの共通認識となっています。
お互いの考えていること、主義・主張を「へぇ~!そういうこと考えてるんや!」と受け容れ、そして「俺は、わたしは、こう思うわ」と伝える…
ながく一緒にいるための、わたしたち夫婦のわたしたちに合う在り方。
これからもお互いのいろいろを吸収して、影響しあいながら生きていきたいです。
ちなみに…これ、めっちゃ星に影響受けてる考え方やなぁと思います。
わたしたち夫婦は太陽が水瓶座で、それぞれの個性を尊重する基本スタンス。
でも月が蟹座と魚座で、共感や感情を大切にする心持ち。
ここの相性がすごくいいんやと思います。
それぞれのカップルによっては、「一体化してしまいたいほどの同化」を求め合うカップルもいるやろうし、
「それぞれのことはそれぞれ。干渉しない」というカップルもいる。
お互いが同じスタンスでしっくりくるなら、それが正解。
カップルの在り方…そもそも人の生き方に、決められた正解なんてないんです。
一緒にいる人にしても、仕事にしても、生きやすい生き方で生きていけるといいですよね。