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社会人になってはや10年

ふと見ると、Facebookから通知が。

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その投稿を開いてみると、10年前のわたしがこう書いていました。

今日はセミナーの入校式。
…わたしの入社式は!?


浪人して大学に入り、いろいろあって留年して卒業したので(おとんおかんありがとうやで)、同い年の友だちからすると、2年遅れての社会人デビューでした。

卒論を残しての留年だったので、大学には週1回のゼミに出席するだけ。
そうなると、めっちゃ時間あるし、留年は自分の都合でもあったので、さすがに授業料くらいは自分で稼ごうとバイトを始めました。

それが11年前、2010年の5月。
小さい士業を営んでいる会社でした。

その会社もちょうど別事業を立ち上げるタイミングで、今までの事業の事務と、新しい事業の立ち上げスタッフを募集していて、社会人経験のなかったわたしは、事務職として採用されました。
事業立ち上げスタッフは、別途採用予定だったらしいのですが、思いのほかわたしの仕事振りがよかったらしく、新しい人は雇わず、ペーペーのわたしも新事業に参加することになりました。

新事業とは、元々の士業の知識を生かした資格取得支援のためのセミナー事業でした。
個人事務所から株式会社への移行のための準備、セミナールームの選定・契約、机や椅子・ホワイトボードなどの備品集め、カリキュラム編成、講師やテキストの作成・手配…
などなど、【授業料を稼ぐための学生バイト♪】からはかけ離れた仕事を経験させてもらいました
大学時代は塾の講師のバイトしかしていなかったので、【会社とは】みたいなものすら全く分かっていなかったし、ものすごく刺激的な日々でした。

2010年の夏が終わる頃、すべての準備が整い、会社が立ち上がりました。
自分の親と同世代の社長専務、その娘さんと同世代のわたし、この3人で構成された会社です。

…そうです。卒業と同時に就職することが決まりました。

そして、2011年4月1日。
初々しく入社…

ではなく、セミナー事業の入校式の司会をしていました\(^o^)/


すでに何度目かの入校式の司会で、前に立つのも慣れたモノ。
資格取得支援のためのセミナー事業ということもあって、受講生の方々は社会人の大先輩でしたが、わたしがピッチピチの新社会人だとは誰も思っていなかったようで、中には30歳くらいだと思っていた人や、子ども2人くらいいると思っていた人もいるくらいでした\(^o^)/

いや、彼氏募集中の24歳でしたからね?


それを聞いた社長と専務に、こう言われました。

そうでしょ!でも新卒なんです。ピッチピチの(笑)
こんな若い子を30歳に見えるくらいの社会人に育てたんですよ~!
育てるのも大変やったけど、育てられた方も大変やったやんな?
ごめんな(笑)
でももうどこ行っても【わたし、仕事できるんで】って言ってもいいくらいの社会人に育ってるから自信持って!

そもそも新事業立ち上げスタッフは別途、社会人経験のある即戦力になる人を採用するつもりだったので、ぺーぺーのわたしに担わせるためにめちゃくちゃスパルタでした…( ;∀;)
でも、娘のようにかわいがってもらいながら育ててもらいました。
「育てられた方も大変やったやんな?」にその愛情が垣間見れると思います。

社長は「実践に勝る学習なし!」ともっともらしいことを言う一方で、「いきなり戦場に放り出してごめんな!ホンマそんな余裕ないねん!」とも言っていました。
ちょっとホンマにだいぶ白目むきそうな日々でしたが、感謝しています。


その後もなんやかんや(なんや)あって、今の会社に転職して、そこでももうすでに7年…もはやお局の域に達していると自分でも思います。
二社目でも営業職になってみたり、東京支店立ち上げに行ってみたり、営業と事務兼用してみたり、全く畑違いのこと振られたり、HP作らされたり…結構な無茶ぶりに振り回されてます。

無茶ぶりされるのは結構しんどいけど、もうどこ行っても【わたし、仕事できるんで】って言ってもいいくらいの社会人に育ってるから自信持って!ってあんなに厳しかった専務に言ってもらえるくらい成長できてたってことなんかなと思うし、
対応していけるのは、「いきなり戦場」で叩き上げてもらった新卒の頃の経験があるからなんやと思います。


…なんて。
出勤時に、新社会人の人たちを見かけたことと、Facebookからのリマインドで、昔話をしてみました^^


実践に勝る学習なし

わたしの座右の銘になっています。



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