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2020年6月17日の夢日記

小林さんは昨日、23時に寝たようだ。
中高の同級生のあんちゃんと話していたら、あべ様(あだ名)とOの話題になる。とても懐かしい。
最近景気が悪いから配偶者と死別する子が多いよね、とあんちゃんは言った。お互いの近況を話して別れ、雪が降る中、自転車で市役所へ向かう。

途中、郵便局の前にOがいた。隣りに友人も引き連れていた。
私はびっくりして、O!と声をかけると、高ちん!(私の昔のあだ名)と向こうも驚いていた。チャリを置き、「何してんの?」と聞いたらOは下を向いた。
「さっきあんちゃんとあべ様やOの話をしてたんだよ、こんな偶然すごくない?」と言うと、Oは「えっそうなの?うれしい!」と言って、笑ったあとに複雑な様子で顔を歪ませた。
そして、「高ちん、私の彼氏が死んじゃうんだよ〜」と顔をくしゃくしゃにした。話を聞くと、婚約者が病気らしい。
以前もOは恋人と死別したと聞いたことがある。なんでOばかり?わからなかった。
もう余命宣告されていて家で介護をしてるそうだが、まだ気持ちの折り合いがつかないとOは言った。
私は自転車をOの車の脇に置き、話をひたすら聞いた。周りの友人も私たちをそっとしておいてくれた。
気づくと市役所の閉まる時間が迫っていたので、私は慌てて準備をして、Oに謝り友人らにも「長々とお邪魔してすみません」と挨拶して、自転車に跨りながら「ごめんね、くれぐれも無理しないで。何かあったらいつでも連絡して」とOに言った。するとOは「ありがとう、また連絡するね!」と笑顔で言った。私は安心して走り出した。
走りながら、きっとこの先Oから連絡がくることはなさそうだ、と思った。私の知らないままOの彼氏は亡くなるんだろう。

区役所の階段をおりていると、待合室のテレビからニュースの声が漏れていた。コメンテーターの話をまとめると、どうやらあの10万円給付は初めからの最低条件で、わざと勿体ぶらせてあたかも一生懸命やっているようなイメージを持たせ、この困窮した状況を国民にとって当たり前にさせることが政府と都の狙いなのだ、ということだった。
そのコメンテーターは、続けて「そういうやり方はプレモルと呼ばれています。」と言った。
いいことを聞いたなと思った反面、いろんな怒りが爆発しそうになった。

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小指
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