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17歳、バックパッカーはじめました。#4 コムローイ祭り

こんにちは。前回の記事から期間が空いてしまいましたがチェンマイ2日目の小話と、3日目に参加した念願のコムローイ祭りについて綴っていこうと思います。

11.14 Day4

この日はもともとタイガーキングダムやゾウと触れ合うアクティビティかなんかをしようかなと考えていたけれど前日にそこら辺は堪能したし、予算も限られているのでこの日はゆっくりマーケットに行ったり身体を休めることに。

泊まっている宿からバイクで行ける範囲内に one nimman というショッピングモールがあることをSNSで知り行ってみることに。

タイルやレンガからなる造りが洒落ている。

他のショッピングモールより観光客向けな店のラインナップ。
小さなマーケットが集まっています。お土産を買うならこことてもおすすめです。
またフードコートもあり、一食200円〜300円程度でローカルフードを食べることができます。
フードコートにステージがあり、ギターを弾いてる人がいて癒しの時間だった。

お昼ご飯。実は左のスープが激ウマ。
果物だけを使用したスムージーも安かった。持ち運びのためのホルダー?ももらってみた。

この日はのんびりone nimman周辺を散歩したり、ジャーナリングをしたり。
アクティビティをしているとどうしても時の流れが早く、自分自身と向き合う時間が無い。だからこそ旅にもゆっくりするための1日って必要だなあって思う。自分が旅に求めること、その道をしっかり歩けているか振り返る。

そんなことを考えているうちに夕方になり、ナイトマーケットへ。ここでも買い物や食事を堪能。ここで食べたカオソーイがこの旅の食事で1番美味しかったです。

贅沢に骨付きのチキンが丸々1個。これで200円ほどだった。

チェンマイ2日目はこんな感じで終わり。旅の疲れをとる1日でしたが、こんな日も必要。次の日はコムローイ祭りがあるので早めに就寝。

11.15 Day5 コムローイ祭り

ついに楽しみにしていたコムローイ祭りの日。
今回の旅にかける思いや旅の決め手についてはまた別の記事で書いていきたいと思いますが、コムローイ祭りに行くことは私の夢でした。
最初は私の1番大好きなディズニー映画である「塔の上のラプンツェル」のモデルとなっているお祭りであることから興味を持ちはじめたのですが、東南アジアの沼にハマってからタイのお祭りならもっと行きたい。と気持ちは高まるばかり。
それなら未成年最後に、成人に向けて。
これからの人生への期待とか、願いとか、18年間の全ての感謝をランタンに込めたいと思ったのです。

この話をし出すと止まらなくなってしまうので、一旦ここまで…

朝は2泊お世話になったチェンマイの宿をチェックアウト。
この日もお祭りの後チェンマイに泊まるのですが、お祭りの影響か同じホテルを取ることができなかった…
仕方なく別のホテルを取ったのですが、まさかの2日前にダブルブッキングが判明。
空いているホテルを予約サイトが探してくれたのですが、お祭りの行われる2日間はいわゆる高級ホテルしか空いておらず。
しかしその手の高級ホテルは基本未成年だけの宿泊は禁止されているところがほとんどです。
それもあってか代わりのホテルが見つからないと言われてしまい…
この日はバックパッカー用のドミトリーに宿泊することに。
男女混合、6人部屋、もちろんバスルームは共用。
親はもちろん心配していました。でもそんな心配をよそに、私はめちゃくちゃワクワクしていました。
ドミトリーならまた人と出会えるチャンスが増えるから。

というわけでドミトリーに行き、荷物を置きました。しっかりワイヤーロックでリュックを施錠。

宿泊したドミトリー。狭いところが好きな私にはもってこいの寝床でした。
ドラえもんになった気分。

今回コムローイ祭りは事前にTrip.comでツアーを予約したのでチェンマイの市内にあるホテルで集合しバスで会場まで連れて行ってもらうことになっていました。

というわけで集合場所のホテルへ。
ホテルのロビーに入るとHISなど日本のツアー会社のスタッフさんが看板を持っており、続々とバスへ乗っている。

しかし私のバスが見当たらない。というか私のツアー会社ってなんだ?Trip.com?いやそれアプリの名前だよな、、

そうこうしているうちにバスに乗り遅れたらまずいのでホテルのロビーの方にスマホの画面でEチケットを見せる…しかし分からないと全員に言われる。

時間は集合時間を過ぎていた。チケットには10分前には集合場所に着くようにと書かれている。でも場所はホテルとしか書いていないのでずっとホテル中を探し回った。笑

すると同じように困っている韓国人の方に話しかけられた。
彼女も同じチケットを持っていて少し安心したけど、もしかして2人でバスに置いてかれてる?と思い2人で焦った。

すると気づけば周りの人みんなが同じチケットを持っていることが分かった。

そう、普通のツアー会社はすでに出発してしまっていた。笑

同じツアーに参加する方たちの国籍は様々。
韓国の方、アメリカの方、シンガポールの方など…
しかしみんな私より焦っていない。時間遅れているけどここで待ってて良いのかな?と聞くと「そのうち来るでしょ〜平気だと思う!」と口を揃えるアメリカ人。
「いやいやいや、これで置いていかれてたらランタン見れないじゃん、平気では無いだろー😂」と焦ってTrip.comのカスタマーサポートに問い合わせる私。

やっぱり私、日本人だな〜と心底感じた瞬間だった。

結局カスタマーサポートは役に立たず…同じツアーに参加する方たちと立ち話をすること1時間半…

やっとバスが到着😂👏

タイは交通渋滞が多いのでそれもあったのかな。

そしてバスに乗ること2時間ほど。
ようやく会場に到着。

会場の入り口には伝統的なランタンの飾りのついたゲートが。

入るとまず、ノベルティの手作りの虫除けスプレーを貰った。
その時、たまたま前に並んでいた方が微笑みかけながら私に“Mosquito“と言いスタッフさんを指差した。

どうやらスタッフさんの顔に蚊が止まっていることをこっそり教えてきたのだった。
それから流れで一緒にお祭りを楽しむことに。
友達ができる瞬間って予測できないものだ。そんなたわいもない小さな会話から世界は広がるのかも知れない。

彼女はシンガポール人。私と同じように1人でチェンマイに来たそう。普段はシンガポールの企業で働いているそうで、日本には2ヶ月前に出張で来たんだとか。
日本の好きなものはGUと一蘭だそう。笑
私たちが普段何気なく利用しているものが、こんなにも重宝してもらえるなんて誇らしい。

また私はシンガポール航空が航空会社の中で1番好きなので彼女に伝えると、彼女は「私はANAが1番好き!」なんて話をした。
くだらない話も、旅の話も、いろんな話をしながらお祭りを楽しんだ時間。日本から離れても、家族がいなくてもこういう旅先の出会いの温かさがあるから私は一人で旅に出たいと思う。

現地のおばあちゃんに教えてもらいながら灯篭作り。

会場内は日本の夏祭りのような作りで、灯篭を作るアクティビティや、景品がもらえるくじ、ステージには伝統舞踊を踊る現地の人々。

今回の会場は規模があまり大きくなかったので、現地の雰囲気に触れることができたのも個人的に良かったポイントです。

作った灯籠は火をつけて流します。
余談ですが会場の自動で流れないトイレには少し驚きました。
日本にいたらこのトイレにも出会えない。
ご飯はビュッフェ形式。お腹いっぱいに現地フードを食べられる幸せ。たまらん

そしてついにランタンを飛ばす時間に。
コムローイ祭りは仏教のお祭りなので、はじめにお坊さんが20分ぐらいお経を唱えます。

そしてランタンに火をつけ始めます。

1人3つずつランタンが配布されたのですが、最初の一つはカウントダウンをし一斉に飛ばします。

ランタン飛ばしも少しコツが必要でただ火をつければ飛ぶわけでもなく、しっかり空気を入れ勢いが出ないと飛びません。

少してこづりましたが、なんとか飛ばせそう。

成人までの18年、支えてくれた周りの家族や友達。全てに感謝をし、これからの人生が良いものになるようにと心の中で祈りながらランタンを飛ばしました。

ランタンを見るという夢を17歳最後に叶えられたことにも感謝。
日本から遠く離れ、現地の伝統に触れ、見たかった景色を見る。
ここまで1人で来れたことがなぜか少し不思議だった。
夢の中にいるみたいだった。
本当に今までで1番幸せな夜でした。

このあとは無事にドミトリーに戻り就寝。
本当に楽しかったなあ。

おまけ。コムローイ祭りのくじでシンガポール人の彼女が当てたランタンの飾り。
かさばるからと譲ってくれたのでリュックにつけて大事に持って帰りました。
目立つのでバンコクの空港の保安検査でチェンマイに行ったの?と話しかけてもらえる。笑

それでは次回に続く!

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