屈辱からこぢんまり絵描き
皆様はじめまして。noteというものをはじめて触ります、こぢんまり絵描きKoyouと申します。
普段はTwitterにてイラストや日常を呟いておるのです。
母からこのアプリの存在を聞いたので、たまには自分語りを長々とするのもありかなぁ、と思ったのでここにいいるわけです。
自分の最近の肩書き(?)に、よく「こぢんまり絵描き」というのを使うんですが。
なんでこの肩書きを使うようになったか話そうかな……なんて思った次第です。
ざっくりですが、屈辱から徐々に復活しているという話です。
なんか私の絵描き人生と人間関係について書いてきます。
こんな長々とした話、Twitterの140文字に入るか!!(突然の叫び)
なんだこれ、あのー、記事の見出しって言うんです?に使ってるイラストは、ここ最近描いたウマ娘のキャラでしてね……最近描いた絵ということで飾ってます(飾ってますっておかしい気が……?)
さて、本題に入りますかね、前置きが長いんですよ。
こういう時に限って本文は短くなる可能性高いですよね(当社比ならぬ私比)。
絵を描くのが好きなんですよ。小さい頃から。物心ついた時から。
だから中・高は学校行事のポスターとか、そういうの引き受けるけどみんなの輪にはいない陰キャタイプでした。
クラスに一人はいる、文化祭で使われる美術部員ってとこですかね。
高校の時は大して仲も良くないクラスメイトが9割のクラスに向けて、クラス全員の似顔絵描いたり、卒業記念イラストみたいなの描いたり、放課後残って黒板装飾したり。
まぁ仲良くしてくれてた子(今も仲良いです)が頼んできたからなんですけども。
こんな感じでやろうと思ったら、黒板装飾もできたり、クラスメイトの似顔絵描いたり、イラスト調で記念絵描いたり出来るわけなんですけどもね。
まぁ、今の私のスキル、ざっくりとこんなかんじというわけです。
一応高校の時に応募したキャラクターコンテストでグランプリとったり。
水彩画で風景描いて、学校のよくある記念冊子みたいなやつの表紙飾ったり。
まぁなんでもある程度描けちゃうんですよね。個人的にはあまり自慢できないと思っていたんですけど。だってどこも特化してないし。
ちゃんと自慢できないと思った理由もあるんです。
高校の時の同級生と私との関係性への亀裂&同じ部活の子が原因なので(失礼)、ちょっと高校の時の部活動の話と関係性への亀裂の話でもしますかね。
まず同部活の子。その子はキャラクターイラストがめちゃくちゃ上手くて可愛くてすごいんですよ(語彙力なし)
Twitterのフォロワーもめちゃくちゃいるし、有償でお金とっても依頼してくれる人がいる。もうイラストレーターとして食ってけるだろ……みたいなレベルの同級生がおったんですよ、私に。最初は同級生として普通に喋ってましたし、絵もお互い可愛いね〜とか言ってたんですけども、あることをきっかけに、高校時代の絵描き仲間その子も含め、全員と亀裂が入りまして。
さてここで絵描き仲間(唯一お友達だった方々)と亀裂が入った事件を話しましょう。
2年生の文化祭での出来事です。
うちの学校では文化祭で出し物の看板を作成するという風習があり、私も絵描き仲間たちと看板製作グループとして看板製作に勤しんでいたわけです。
しかし、ほかの出し物の準備にも絵を使いたい、というクラスメイトの要望により、私は序盤から看板製作を他メンバーに任せ、他のクラスメイトに頼まれたものを制作してたわけですよ。
看板製作、ある一人の子に大作になるよう祈ってると思いを託して。
ちゃんと看板製作グループの他メンバーにも許可とってね。
そいで看板も私の作業も無事に完成。
思いを託した子のおかげでめちゃくちゃいい看板が出来ました。本当にすごいクオリティ。私携わってないけど。
文化祭も無事終了。そして閉会式。
閉会式。ここで事件が、亀裂の走った例の事件が発生してしまいます。
うちの文化祭では看板に、優秀賞、最優秀賞みたいな感じで1番いい看板を決める風習もあります。
1年〜3年、関係なく最優秀賞を決めるのです。
こういうのは3年生に譲りがちですが、この時なんとうちのクラスが最優秀賞。2年だったのに。
当たり前ですがその場で表彰もあります。
ここですよ、ここ。ここで私の人生変わりました。
その日は強風。声が通りづらい日でした。
私は、思いを託した子がすごく頑張っているのも知っていましたし、ほぼその子の力で看板が出来上がっているのを知っていました。
ここからはちょっと台本形式でダイジェストにしてみますかね。
司会「22HR(当時の私のクラス)の看板制作の代表者は前に出てきてください」
私(本当におめでとうだな、さすがっすわ)
……
代表とも言えるあの子が出てこない。
……
司会「22HRの看板制作の代表者、いませんか??」
クラスメイト「Koyou、看板製作グループだったよね?行ってきちゃいな、誰も出てこないし……」
私「いっちゃっていいのかこれ……?」
クラスメイト「いいよいいよ、待たせてるし」
と、まぁこんな感じで流されるまま、前の方に座っていた私が受け取りに行ってしまったのです。司会者の早くしろの圧凄まじかったし。
さすがにこればっかりはしょうがないし……と思い、後でおめでとうって言いに行ってあげよう、と思ったんです。
そして閉会後。おめでとう!よかったね!と言いにめちゃくちゃ笑顔で駆け寄ってしまった私はとんだアホでした。そのめちゃくちゃ貢献した子、号泣しながら賞状を握りしめていました。
まさかそこまで……と思ったのが正直です。風で聞こえていなかったんですその子。
他の絵描き仲間たちも私を冷ややかな目で見るわ見るわ。
さすがに悪かったとも思います。でも、私も悪気があっていったわけではないので複雑な気持ちで文化祭を終えました。
その日はごめんね、聞こえなかった私も悪かった、と言って貰えたんですけど……
翌日以降、どうも私に話しかけてくれない、誰も。
最初は積極的に話しに言ってたんですが、特に返事もなかったので、私なんか誰も興味無いよな、そうだよな、非情なやつにしか見えんよな、って思い始めて、関わることを自らやめました。
仲間でも友達でもなく、他人に降格です。
その後はぼっちで高校生活を生き抜きました。意外とやれた。
さて、これでようやく戻れます。さっき話した同部活のやばいレベルの子に戻ります。
この子と看板製作に勤しんでいた子は別の子ですが、この事件をきっかけに、同部活のやばいレベルの子とも亀裂が入りました。
この亀裂きっかけでイラストへのモチベーションも落ち、私は凄まじい行動にでます。
本当はキャラデザインや、キャラクターイラストをやりたかった私はその子に嫉妬しまくりました。
私には無いものをあの子は持ってる。
同じ期間絵を描いているはず……なんならあの子は小5から。私は物心ついた時から。
おかしすぎる。ムリ、辛い。病み垢並みのネガティブ連鎖です。
そう、醜い嫉妬です。正直今もしています。
本当に嫉妬しすぎて、LINEもブロックしましたし、Twitterアカウントもブロックしました。(後に高校の同級生、同中の皆と一人を除いて全員ブロックすることになります……w)
これくらい塞ぎ込んだ時期があったんですよね。人間、友達ほぼいないとこうなります()
友達いねぇとか少ないとかで他人を軽率にバカにしちゃいけないですよ。
私はクラスLINEも全部抜けました。
1周回ってクラスメイト全員、なんなら全人類と仲がいいタイプの神のような陽キャが存在しますが、その子とは仲良くなれましたし、今も連絡を取ります。
(そのこといたら、陽キャの頂点と陰キャの頂点が一緒にいる、みたいなことを言われたそうです)
まぁこんな感じの高校時代だったわけです。
これでタイトル部分の「屈辱」、回収しました。
今から「こぢんまり絵描き」を回収しましょう。
高校を卒業後。デザインの専門学校に来ました。
オンライン授業がメインと化していることもあり、お友達は相変わらず出来ませんが、授業中はみんな積極的です。いい環境。
専門学校外での活動が主に徐々に復活しているきっかけなので、専門学校はいい刺激、楽しい。っていうそれだけです。
「こぢんまり絵描き」のきっかけ。初めての有償依頼。報酬を受け取るタイプの絵を描くことができたんです。
「100歳になる方に似顔絵をプレゼントしたい」という、お知り合いの身内経由の依頼でした。
似顔絵師っているじゃないですか、ああいう感じの絵を依頼されたんです。
なんでもある程度のクオリティならかけるしとも思い、引き受けました。
これが意外にも好評。思った以上の報酬とたくさんの感謝の言葉。渡したら喜んでくれたよという報告。
私の絵でもちゃんと笑顔になってくれる人がいる。嬉しいもんだなと。
もうひとつ依頼を引き受けました。「イラストを描ける人間を探している」、という高校唯一の陽キャ友達経由のその子のお知り合いからの依頼でした。
配信アプリで配信するための立ち絵の依頼です。こういうの描いて報酬受け取りたかった!と思っていた時期もあったのでもちろん引き受けました。
今現在引受中ですが、既に喜んでもらえて、フォロワー数や依頼の数だけで見ていた高校時代、ダメだったなと。
よくよく考えたら現役のデザイナーさんのフォロワーが数百人とかもザラだし。
こんな感じで有償依頼、すごく刺激的でした。Twitterの知名度低かろうが仕事の探し方とか人脈工夫したらできるじゃん、お仕事。
そう思えたんですね。少しですけどね。まだ絶対できると確信したわけじゃないですけどね。
まだ2件しか受けていませんが、有償依頼、全く違うタイプの依頼だったのに、どちらもこなせているのは今までの自分のスキルがあったから。
あの高校の時の同部活のイラストがやばいレベルのあの子。
あの子に似顔絵師のような似顔絵は描けまい!
そして今回は等身の高い立ち絵依頼だった!あの子に等身の高い絵なんぞ描けまい!
同時にこんなん引き受けられるわけないんだよなー!!!(完全個人的な嫉妬ですが……w)
そういった意味で、ちょこーーっとお仕事も受けられる絵描きだよ、自信もちょこっとだし、技量もどこも特化してないし、どんな絵でもちょこっとだけ描けるだけだけどね、的なニュアンスが含まれて「こぢんまり絵描き」と名乗っているわけです。
ようやく「こぢんまり絵描き」……こぢんまりだけど絵描きとして名乗れるようになったと思います。ここからがスタートです。
専門を卒業する頃には、プロを名乗れるように頑張りたいですね。専門学校はプロフェッショナルを育成する機関ですし。
ここまで長々と、絵描きとしての屈辱、やっと絵描きとしての自信を得た、という話をしてきました。
こんな根暗な人間でも、1回は人間関係を築くことすら放置した人間でも、何とかなりそうと思える世の中、素晴らしき。
ここまで読んでくださった方、本当にお付き合い下さりありがとうございました。
次回があればまた。
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