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歌にまつわる私のはなし


ともかく、歌うことが好きな子供だったんですよね…私。
ひとりっ子なのでね、小さなレコードプレーヤーで童謡やタイガース(GSブームの頃でしたから!)のレコードをかけながら、いつもひとりで歌ってました。歌い始めたのが何歳かも思い出せないくらい。
 
子供のときから今に至るまで歌は大好きだったし、歌は無くてはならないものだったけれど、もともと歌手を目指していたわけでもなく、ましてやCDを世に出すなんて思ってもいなかった…。長らくクラシックを学んで声楽を楽しんできたのもあくまでも趣味。
だから2019年6月21日 初のオリジナルCD「コヨナク愛ス」が発売されたことは、喜びでもあり驚きでもあり。ライブはもちろん、CDを通して自分の歌を聴いていただけるようになったことはただただうれしいことです。
 

2016年4月銀座タクトでのライブ


ライブで歌うとか、CDをリリースするとか、それもこれも私が50歳から仕事を始めて、私の人生が大きく動き出したから。
結婚してから20年間、ずっと専業主婦だった私が突如仕事を始めたことで、これまでに知らなかった世界を知り、仕事をしていなかったら出会えなかった人との出会いに恵まれたから。

そういう出会いのひとつが、今オリジナル曲を作ってくれている音楽プロデューサーとの出会い。
「ライブで歌ってみませんか?」から始まって、「ライブハウスで歌うなんて、クラシックとはいえ長年歌い続けてきた自分へのご褒美だわ!」って気持ちで歌ったのが、52歳でのライブハウスデビュー。
 そして、初めてのライブから数ヵ月後、「本格的にやってみませんか?」というお誘い!

でもね、実はこのとき、お断りしました。
「無理です!無理です!世の中には私より歌の上手な人たくさんいます!」 
「本格的」の意味もよく分かってなかったけど、内心は「何を言っちゃってるんだろう…この人は…」って思ってた。
でも、そのとき言われたことが今も心に残る…。
「歌は上手いに越したことはない。でも、上手ければいいってもんでもない。」
 最初の「無理です!」から約1年後、もう一度「本格的にオリジナル曲を作って歌いませんか?」と言われたときには、断ったり尻込みしたりする理由はなくて…「やります!頑張ります!」
 
1度だけのご褒美と思って歌ったライブから間もなく7年。
オリジナル曲を作ってもらって、歌って、録音して、アレンジを加えて作品にすることを地道に続けていく中で、今やオリジナル曲は26曲。
CDに収録されているのは最初の頃の4曲で、それ以降の曲の詞は自分で書いています…ってこれも想像していないことだった!
「歌うことに興味はあっても作詞には興味がない」と思っていた私が、オリジナル曲のほとんどの作品の詞を書いていることも驚きであり喜びであり…(CD発売と一緒!)。
自分で作詞して歌うことは、もはや自分にとっては無くてはならないものになっています。


オリジナル曲「a tempo」より


歌はYouTubeの動画として見て聴いてもらえるし、ライブでも聴いてもらえます(コロナ禍でお休み中だけど)。
ただ、詞についてはそんなに語らないなぁ…と思って。歌の詞ではあるけれど、どんな思いで書いてるとか、どんな気持ちを込めてるとか…書いておきたいと思うようになりました。
 
「心意気を形にするコトノハ職人」として、会社経営のお手伝いをするのが仕事ではありますけれど、私にとって本質的なところでは作詞や歌も同じ。
「心意気を形にするコトノハ職人」歌バージョンを綴っていこうと思います…まぁ、ぼちぼち。




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