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陰でも、陽でも。【表はお金の世界、裏は占い師】story13 願い事は清く。

このエッセイと私について

こちらは 陰でも、陽でも。【表はお金の世界、裏は占い師】story1胃に穴があきそう の続編です。7月から毎日更新しています。ぜひフォロー、いいね、コメントしていただけたらうれしいです、励みになります。毎日書いていますが連続性は特になく、こちらのストーリー13から読んでいただいても読めます。このエッセイと私についてはstory1の前に書いておりますのでお読みください。引き続きじんわり陰陽を感じる時間を、楽しんでいただけたら幸いです。

story13 願い事は清く。

今日は己巳の日。金運・財運をつかさどる弁財天様とのご縁日。蛇が使いの弁財天さま、十二支の巳というへびがつく日にご縁が深くなるといわれていて、そのなかでも相性がいい己(つちのと)という十干が組み合わさる60日に一度めぐる日はよりその関係が強固になると考えられている。

金融時代に担当していた神社の宮司さんとお話したときのことを思い出していた。いつもその神社に行くたびに参拝をしていて、宮司さんに「いつもなにを願っているの?」と聞かれた。

私は当時こういう神様の前では、私利私欲を出しすぎず、そしてなんとなく恥ずかしさもあり当たり障りのないことを毎回頭の中で考えていて、「健康でいられますように」とかですねと話した。

そうしたら宮司さんから一言。

「願い事は清く、だよ」と。

「日々のなかでみなありとあらゆることを願っている。けれども神様の前ではそれを隠そうとする。でもそんなことはすべてお見通しだよ。昔のひとは自分がいまこういう道を信じて進んでいる、だから見ていてくださいと願ったそうだ。清く高らかに、自分の道を信じてすすんでいたら最後の最後は神頼みになるはずだ。それをスパッと伝えられるときに伝えてみて。」

それから参拝の時はどんなときももごもごしたり、オブラートに包むことはやめた。もごもごしたり、気恥ずかしいときはまだその域には達していないとき。そんなときは心を改めたり、これからの宣言をするようにお伝えている。

お願い事は清く。こうしてからありとあらゆるお導きをいただいたように感じている。

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