このテンションの上がり具合が本物の証
2年ほど前、会社の後輩に片思いをしていた。
仲は良かったが向こうは彼女持ち。
結構長く付き合っていて、一時は同棲していたとか。
しかし、社会人になってからは遠距離恋愛。
チャンスあるかも…?などと思いつつ、自分なりに頑張っていた。
しかし、なんと向こうが転勤に!
そして私は彼氏が居ると嘘をついて自爆!!
なぜかその後の方が色々あって距離が縮まったが、私がもう耐えられず、コロナもあってそれ以来である。
一回だけ会社でばったり出くわした。
一言二言交わして終わってしまった。
私は仕事が忙しくてそれどころではなかった。
その頃には他にちょっといいな、と思える人もいたし、よし、もう忘れられた!と思っていたのだが。
こっそりアカウントを特定していた後輩のTwitterを見たら、どうやら彼女と別れたっぽい。
多分、かなり前に。
今、新しい彼女がいるかどうかは不明。
だからといって、どうこうできるわけでもしようと思うわけでもない。
だが、テンションが上がって仕方がない。
どうしてくれよう。
出会いがなさすぎて、無理矢理好きな人を作ろうとしていた気がする。
でも、この感じになれなかった。
勝手に楽しい妄想が広がって、自然と女磨きをしたくなる。
ダイエットにスキンケア、かわいいワンピースに下着も欲しい。
バッグも靴も、化粧品も!!
まだ引きずっているのだろうか?
結局この2年間、まともに恋愛ができなかったのは引きずっていたからか?
この後輩じゃなくてもいい。
ただ、朝までファミレスでぶっ通しで話せる人。
どんな話でも面白いと思える人。
私の話を楽しく聞いてくれる人。
欲しいツッコミをくれる人。
夜中に3時間かけて一緒に歩いて帰ってくれる人。
そんな人であれば、誰でもいいのだ。
なんて、私が大切にしている思い出も、後輩にとっては記憶の彼方だろう。
ああ〜!わかっていてもテンションが下げられない!!!
恋とはこういうものだよ、ワトソンくん。
なんて幻聴が聴こえる(唐突なシャーロックホームズ)(ホームズですらない)。
「本物」を思い出してしまった。