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夏は成長期
1年と通して写真を撮っていると、夏は生き物が大きく成長する季節だと感じる。エネルギーが満ちてはち切れそうな瞬間である。
ひっそりと隠れていた命が春になりいっせいに眼(芽)を覚ます。そして細胞は指数関数的に成長していく。最初はゆっくりと、そして段々と成長の割合が増していき、夏に向けてぐんぐんと大きくなる。
「通勤写真」で撮っている田んぼなどは、6月、7月、8月とまったく違った風景となる。そしてそこに生きるカエルや虫たちも同じで、競うように夏にピークを迎える。(タイトル写真は毎年撮っているその田んぼのカエルです)
そして、秋に向け成長は止まり、成熟へと向かうのである。
この瞬間しか残せない写真を撮ってみる
このような生き物たちの季節を見ていると、日本の入学式が4月におこなわれるのはとても自然に思えてくる。
春から夏にかけて、さまざまな経験を通してスクスクと大きくなっていくのを見るのは気持ちが良い。
夏の写真の面白さは、そんな成長曲線が鈍化する直前の「ピーク」を表現することだと思う。
熱い中、重たいカメラをもって歩き回るのは大変ですが、それだけの価値があるはずです。