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PLEN:bitに写真を撮らせるプロジェクト始動。

PLEN:bitは、自分で組み立ててプログラムも楽しむことができる小型のロボットキットです。

12月1日からKickstarterでクラウドファンディングが始まっており、一日が経過した時点で全体の5分の1の達成率になっています。わたしも支援(購入) させてもらいましたので、ぜひ目標額を達成できるように応援してきいたいと思っています。


自分で組み立てられる

最初にプラモデルのように組み立てることも楽しいのですが、それよりも楽しみにしているのが「改造」、今風に言うとカスタマイズ/ハードウェアハックです。

動画の1分過ぎあたりで子供たちが組み立てている様子を見ることができます

2009年頃に東工大でやっていたMake: Tokyo Meeting や、今はGUGENへと名前を変えている電子工作コンテストへロボットを作って出展したりしていましたので、オリジナルを作ることもできるのですが何故か「改造」の方に面白みを感じてしまいます。

これまで購入した、PC、スマホ、カメラは全て手を加えてきました。オリジナルが「お題」となり、それに対して手を加えることで新しい存在にしていくことが楽しいのです。
オリジナルがあるからこそ相対的に新しい価値を作っていくことができます。科学の研究でも芸術でも過去の文脈の中でその可能性を広げることが自分の存在価値になりコミュニティに貢献することになるのと同じです。

PLEN:bitはオリジナルとして複雑過ぎずシンプル過ぎない丁度よい複雑さを持ち、少し手を加えるだけでカスタマイズしたことが伝わりやすいというのが魅力です。

さらにPLEN2(PLEN:bitの兄弟)ではGitHubにFusion360のパーツデータがアップされていて、3Dプリンタブル/オープンソースハードウェアとなっています。メーカーのこういった考え方にとても共感します。

PLEN:bitのパーツデータがオープンになるのかは今のところ分かりませんが、是非お願いしたいと思います。


プログラムを楽しめる

PLEN:bitは小中学生のプログラム教育に世界中で使われているmicro:bitというマイコンボードで動きを制御しています。
自分でプログラムを組むことで様々な動きをさせることができます。

電子工作用のマイコンボードでは、Raspberry-PiやArduinoが有名ですが、お気軽に高度なことができてしまうという点でmicro:bitに注目しています。

標準のハードウェア構成のままでプログラムを作っていけば、ダンスなどのモーション作成から、音や距離、姿勢(加速度)、方位センサーを使った状況変化を判断して行動できる賢い動きまで作ることができるはずです。

さらにもう一つmicro:bitを追加して、micro:bit同士の通信ができたり、モーター/サーボ制御、他の機器のコントロールなどが気軽にできるような拡張基板が2000円程度で売っているので、それらと組み合わせることで簡単だけど応用範囲が広いマイコンボードとして使うことができるようになります。


いつでも遊べる

PLEN:bitは身長は約13cmでちょうど手のひらサイズになります。会社のデスクに置いておき、昼休みやスキマ時間にちょっと作業をするのに最適な大きさです。週末に自宅に持ち帰るのも苦になりません。つまりいつでも一緒にいられるのです。

もう一つ会社で楽しむために重要なこととして、マイコンボードの基板が剥き出しに見えていることもポイントが高いと思います。どこからみても「組み込み系」の勉強をしているように見えます。

コミュニティの盛り上がりに期待

最近ミニ四駆が再び盛り上がっていて、子供と大人が同じコースで楽しんでいます。PLEN:bitも同じように、大人も子供も楽しめるプラットフォームができれば良いと思います。

もちろん「大人気ない」対応をするつもりです。お金にものを言わせて部品をアップグレードし、会社のCADと工作機械を使いまくり改造をおこないます。

そして面白いものを作って10年ぶりにMaker FaireやGUGENコンテストに出展してみようかと思っています。今は昔と違って競争率が高そうなのでカルチャーショックを受けそうですが、PLEN:bitネタはまだやりつくされていない分野なのでチャンスはあると思います。

他にも発表する場や交流できる場ができれば、参加してみたいと思います。それを含めてPLEN:bitです。

やってみたいこと

写真を撮ることが趣味なので、それに絡めて「三脚に座らせて写真を撮らせたい」と思っています。直接カメラを動かすメカを作るのではなく「ヒト型ロボットが写真を撮る」という形にしてみたいです。

これまでも自動撮影用ロボットや、ロボット自身の眼として映像を撮ることはありましたが、マシン(カメラ)をコントロールするマシン(ロボット)としてキャラクター性を活かして「カメラマンロボット」に出来たら面白いと考えています。

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