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夏の撮影家
いやー、熱いですね。(「暑い」ではなく、あえて「熱い」です)
noteでは、いちおう「撮影家」と名乗っているので、とにかく撮影にいって何かを体験してこないと何も書けないのですが、最近はニコンのミラーレス一眼とか2年後のオリンピックのことなどでつないでいました。
台風が来たり、夏休み前締め切りの仕事が重なったりと、いろいろありしばらく撮影にいけていませんでしたが、昨日ようやく行くことができました。
夏と言えばヒマワリ
ですが・・・・ 昭和記念公園では「終ってました」。平成最後の夏のヒマワリは撮れませんでした。
心の中で、黄色に染まるヒマワリ畑の中で水色の日傘がワンポイントになる写真を想像しながら撮りました。
園内に掲示されているポスターでも、7月中旬から8月初旬となっていたので確かにシーズン後半ではありましたが、「夏ッー!」という写真を撮りに行った私としては残念でした。
昆虫たちは元気です
ヒマワリに元気が無かったのは熱すぎる気温のせいかもしれませんが、そんな中でも昆虫たちは元気に生きておりました。
恐竜絶滅のときにも、小さな哺乳類が生き残ったように、小さな生き物ほど環境の変化に対して強いというのは本当なのかもしれません。
花粉を全身にまとった蜂たちが飛び回り、元気が無いヒマワリに生命感を与えていました。
花の裏側では蟻たちが取っ組み合い(それとも恋?)をしていました。
昆虫写真はいつごろ始まった?
昆虫の行動をカメラを通して観察するのは、身近な未知の世界を覗くという意味で楽しいものですが、いつ頃から始まったのでしょうか?
例えば、ポートレート写真や風景写真は、写真技術の登場以前から絵画として描かれていましたので自然な流れで撮影されたはずです。
また、鉄道や自動車は、それが登場したときに珍しいものとしてニュース的な意味で写真が撮られ、今で言うインスタ映えのようなものが始まりになりました。
昆虫写真は、博物学、図鑑のイラストを写真に置き換えることが始まりだったのではないかと思います。つまりアートとしてではなく、記録のための写真です。
初期のころは標本化したものを写真に撮ることしかできなかったでしょうから、昆虫の形態にだけに目が向けられていました。その後、明るいレンズや高感度のフィルムの登場によって昆虫の活動の瞬間が撮れるようになり、現在のような昆虫の行動に「擬人的なストーリー」を乗せて表現する写真へと変化してきたのだと思います。
海外の昆虫写真と日本のものを比べてみたことはありませんが、もしかしたら日本人が撮るものには、鳥獣戯画や北斎漫画の影響があるのかもしれません。
大人になり、虫取はやらなくなりましたが、平成最初の夏の思い出に「虫撮り」を楽しみたいと思います。
今日もこれから近所の田んぼにカエルやバッタの写真を撮りにいってきます。