
【E-M1X】インテリジェント被写体認識AFに期待してしまうこと
明日は川口オートにオートレースを撮影しにいく予定にしています。
被写体認識で認識をさせながら、流し撮りをバッチリ決めたいと思っています。
その前哨戦として、少し距離がありましたが、浦安の海岸から羽田発着の飛行機を撮影してきました。
現在のインテリジェント被写体認識AFのレベル
ディープラーニング技術による被写体認識には、UI/UX的に4つのレベルがあります。
レベル1: 人間も機械も認識できない(気付かない)
レベル2: 人間が気づいているが、機械は認識できない
レベル3: 人間も機械も認識している
レベル4: 人間が気づいていないが、機械は認識している
また認識する内容にもいくつかのレベルがあります
・一般物体認識 (飛行機、鉄道、クルマなど)
・車種や機種 (車両形式、車種名)
・個体物体認識 (個人認証、所有者表示)
人間が気づいているのはレベル2と3、機械が認識しているのがレベル3と4です。
自動運転車、医療の発見と診断などでは、まず現在の人間がおこなっている状況判断と同じレベルを機械におこなわせるため、レベル2からレベル3に上げるための技術開発が一つの目標になっています。
ところが私を含めた一般のユーザーの期待値は高く、レベル2で自分が認識しているものを機械が認識できないと非常にストレスになります。
それどころか、人間が気づく前に機械が認識して教えてくれるレベル4を期待してしまいます。
人間以上に安全な運転を目指す自動運転車や、見落としを無くすガン検診でもレベル4がAIの存在価値だと考えられていますので、その実現の前にカメラの被写体認識によって「人間を超えた認識能力」を体験してみたいと思っています。
現在M1Xの認識はレベル2とレベル3という状況で、ユーザーが期待するレベル4は達成できていません。
特に、画面内で小さく捉えている場合に認識されないことが多く、作画上のフレーミングの自由度が増すという目標は半分程度で考えた方が良さそうです。
こういった小さな表現であっても認識してもらいたいと思うが、現在はちょっと難しいのでS-AFに瞬時に切り替えるカスタム設定は欠かせない。